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あのではなく、この世で親に。

21歳にして、ようやく親の重大さに気づく。
ようやく、という言い方は正しいのかはわからないが。

個人的に、ようやくだ。
このようやくは長い月日の経過を表すだろうが、おれはこれまで重大さを全くとして感じていなかった。

この全くが詰まった、 ようやく である。

親は熱血教師をやっていた。ヤンキー生徒を家に泊めて向き合ったり、色々ドラマの主人公先生のような姿勢で子供を変えてきたのだと思う。

勿論そのエネルギーを一番強く使ってくれるのは息子である俺なんだ。

自分が人生を諦めようとする時も真っ直ぐな言葉をくれる存在。
絶対俺を諦めない存在。

俺を産んでくれた存在。
俺を置いて先に旅立つ存在なんだ。

そんな存在に自分が何者かになったところを見せたい。

あの世で見ててくれるとかあるけども、
今生きているのなら、今見せるべき、

けど、ハンディキャップと完璧主義プライドによるマイナス思考で向いていることでも、やれないことがある。

教師は向いているし、やりたいのだけど
2週間体調崩さずにやり切れる自信がない。
本当に涙が出てくるほど悔しい。

ただそんなデリケート人間にしか残せないものはある。と思う

音楽は歌手が死んでもなお、みんなの耳に残る。

親には俺の何かを天国に持ち帰って欲しい。

だから動け俺。怖いものは忘れてくれたのむから

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