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庭の「フキ」を食べる
うちの実家の庭の片隅にはフキが生えている。気付いたときには生い茂っていた。今の時期でも食べることができるらしいので食べてみようと思う。
1,採集
まず、フキを刈り取る。鎌で根元から刈り取り、その場で葉も落とす。一株から2~4本生えていたので、採りすぎないよう注意して1本ずつ刈り取っていく。全部で20本弱くらい刈り取った。
2,調理
フキの下処理と調理についてはいつも愛読している和食レシピサイト「白ごはん.com」を参考にした。
汚れた部分を切りとり、水で洗って塩もみしているところ。フキの薫りがしてくる。鍋に湯を沸かし、5分ほど煮る。煮ているとアクで湯が黒くなって、フキは綺麗な緑色になった。
茹で上がったら皮をむく。上の方の皮を2cmくらいむいて、むいた皮をまとめて持って下に引っ張るとするりとむけて楽しい。約20本のフキと格闘しているとあっという間に時間が経っていた。
皮をむいたフキは全部で120gになった。初めて食べる庭のフキは、炒め煮で頂くことにした。庭に自生していたものだが、フキは一般的にも食べられている立派な食材なのでレシピもいっぱいあって嬉しい。
3,食べてみる
出来上がったフキの炒め煮。小鍋で煮詰めたのでしっかり味が付いている。甘辛い味付けとフキのほろ苦い風味がよく合っていてとても美味しい。白米もお酒も進みそう。これはご馳走だ。家族にも好評で一瞬でなくなってしまった。
おわりに
フキはとても美味しい。普通ならばお金を出して買っている立派な山菜を庭で採集して食べることができるとわかった。大学で民俗学を学んでいるような自分が将来お金持ちになるとは思えない。自生の美味しいフキの採集方法と調理方法を学んだことで、お金を使わなくても心豊かに暮らす知識と技術を少し得た気がする。
参考
白ごはん.com「ふきのあく抜きのゆで方/下処理」
https://www.sirogohan.com/recipe/huki/
白ごはん.com「ふきの煮物(炒め煮)のレシピ/作り方」
https://www.sirogohan.com/recipe/hukini/
記録日 2021年6月22日