いいところを見つけて声かけを。自己肯定感を育む。
こんにちは。こちらは今日は半袖でも大丈夫な陽気となりました。
チャイルドコーチングアドバイザー&コーチングアシスタントの荒木です。
今日は午前中は、スポ少に行ってきました。
今日のお話に登場するのはS君です。
S君は2年生です。元気で人懐っこいS君。土曜日の練習は3時間なので、2年生にとってはなかなかハードです。
彼がどうしたらこの3時間を楽しめることができるかを考えて声かけをすることにしました。
以前、一緒にシャトルを拾ったことがあり、その時の印象が彼にとってよかったのかシャトル拾いも積極的にしてくれて、私の近くに落ちたシャトルを私が取る前にいち早く走って取りにきては私の顔を見てニヤッと笑います。
その度に「はやっ!」「取られた!」「やられた!」などと声をかけます。
シャトルを並べて、ノックをする指導者に渡すなど、普段は保護者に促されてやっているような子ですが今日は率先してそういったこともやっていました。
近くを通るたびに「S君、渡してくれてるんや」「シャトル並べてくれてるんや」とやっていることを言葉にして通りました。
S君がコートに入って打っている時も、できていることを伝えて、指導者にアドバイスをしてもらったことを意識してやっている姿勢が見えたので「さっきの先生に言われたことをすんごく意識してやってたなぁ!」と言うとS君はニッと笑って「うん」と頷きます。
2年生なので、たまにはふざけも入りますが今日の彼はほんとうに一生懸命でした。途中からきたお母さんに「ふざけてないでちゃんとやりなさい」と言われたS君は、ちょっと悲しそうな顔をしました。どうしてもできていないところや、印象の悪いところに目がいってしまい、またその印象が残ってしまうのが人なのでお母さんはS君に対してふざけていると言う印象があるようです。
私は下を向いているS君のところへ行き、「ふざけてなかったんだよね、ちょっと躓いちゃったんだよね、S君は頑張ってるよ」と、頭を撫でながらそう声をかけました。
S君は下を向いたまま、小さく頷きました。
2年生にとって、3時間は相当な長さです。最後の方はさすがに足が疲れたみたいでしたが、最後に彼の笑顔が見れたことがとても嬉しかったです。
昨日、一冊の本を読み終えました。
この本の中には自己肯定感の大切さ、自己肯定感を育むにはどう言ったことが大切かが書かれています。
否定的な言葉で伝えると脳にどういう影響があるのか、また子どもが安心できる環境とはどういうものなのか。
大人は何に気をつければいいのか、どういう声かけがいいのかなど。
感動と納得の一冊です。
子どもたちがどんな顔でいられるか、また子どもたちの自己肯定感を高めるために大人は何ができるのかを一緒に考えていただければありがたいです。
ありがとうございました。