キック試験について解説します
電流を測定するCTには向きがあります。極性と呼ばれておりkとlで表しています。
基本的には主回路に流れる電流の向きに合わせて電源側をk、負荷側をlに設置します。殆どが減極性なので、主回路がk→lに電流が流れると、CTのk端子からl端子に外部に流れる電流が発生します。
この極性は保護継電器の動作に非常に重要なため、必ず設備を設置後、現地で極性確認を行います。
変圧器やGISの場合は、BCT (ブッシングCT)と言って内部のブッシングに組み込まれるCTが使われます。この場合は絶縁油やガス中にCTがあるため目視では極性を確認する事ができません。
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