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大手電力会社は組織が大きすぎることに加えて、電力という重要インフラを扱うため、石橋を叩きすぎるが故に新しい技術の導入が遅れ、一般産業界と比べると周回遅れとなっている部分が多々あります。 そんな中、北海道電力においてITを使った取り組みがようやく実務に取り入れられるようです。
水力発電は古くから用いられてる発電方式で、日本では1960年ぐらいまでは、ベースロードを水力発電が担い、変動部分を火力で補う、いわゆる、水主火従による電力供給が行われていました。 河川の自然落差による位置エネルギーは、発電利用が始まる昔から、水車などにより運動エネルギーに変換して用いられており、急峻な地形が多い日本では古くから地域のエネルギー源として利用されてきています。
バイオマス発電や地熱発電のプラントは、DCSやPLCにより制御ロジックやインターロックがプラント毎に設計され組まれます。このロジックはロジック図として提出されますが事業者がこのロジックを設計通りかチェックするのは、相当な時間がかかり、あまり現実的ではありません。
系統の中性点接地方式の一つに電源三種の勉強でもお馴染みの消弧リアクトル接地方式があります。この接地方式は架空線のみで構成され落雷等の1線地絡が多い66,77kV系統でたまに用いられています。
日本の日本海側は世界でも有数の落雷地帯です。そのため落雷による風車の損傷も多く、風力発電事業者の頭痛の種です。私も建設中の風力発電所で落雷による損傷を経験し、落雷地帯には風車は建てるべきではないとの私の中での結論に至っています。
日本では新規の陸上風力の適地が減っている一方で、最近は既存風車のリプレイス案件が増えてきています。リプレイスは、ウィンドファーム全体の出力は増やさずに、単機容量の小さい古い風車から3〜4MWの単機容量の大きい風車に本数を減らして建て替えます。
昨日の記事で発電所内の金属電線管の加熱について書きましたが、自営線の施工についても同種の注意が必要です。
発電所ではケーブルを収納するための金属電線管が至るところに使用されています。発電所工事において、この金属電線管を触って温度を確認することも工事管理の一つです。
本日は発電所の電力量計の豆知識です。下記の記事で書いた電力量計のトラブルで知った事です。
発電所の建設においては、機能的な設備設計だけでなく、保守管理における安全面での設備設計も重要です。 そして安全を考える上で意識しないといけない事は、人は思いがけない行動をする、ということです。
発電所には必ず電力量の取り引きを行うための電力量計が2つ設置されます。一つは買電計、もう一つは売電計で電力会社により取り付けられます。
本日は久しぶり再エネ発電所の視察に行ってきました。視察で得られる情報は、実際に運転している発電所の運転側の経験で聞かないと分からないとても価値のある貴重な情報です。
地熱発電に用いる蒸気を得るためには、地中に井戸を掘り蒸気が噴出する事が絶対条件になります。蒸気が噴出する地熱貯留層がある井戸を生産井(せいさんせい)と言います。
発電所建設における工程は大きく2つの段階に分けられます。設備を図面に従って据付け動かせる状態にするまでの機械的な工程と実際に設置を動作させて要求仕様を満たしているか確認する試運転フェーズです。