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谷川俊太郎さん
とても悲しいお知らせ。
大好きだった、谷川俊太郎さんが身罷られた。
私が小学生の頃,朝の番組で、谷川俊太郎さん自ら詩の朗読をされていました。
良く覚えているのは、山の中のそれこそ谷川の岸に座り、朗読されている姿。
学生時代になると、故やなせたかしさんが創刊された、『月刊 詩とメルヘン』に、私はイラストを投稿していて、載せて戴いた同じ号に、谷川さんの特集が組まれていたことがあって、すごく嬉しかった記憶があります。
それからも、お歳を重ねられたのにも関わらず、テレビのトークショーに出演され、いま、新しい試みに臨んでいるという、熱意あるコメントをされていました。
お花が大好きだった谷川さんの詩は、『生きる』。
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
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鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
※谷川俊太郎 詩 『生きる』 作中から抜粋
ご冥福をお祈りします。