台北で庶民的料理【選択と集中編】

【選択】屋台レストラン『阿義』で『サバヒー(虱目魚)のスープ』を!

【集中】
タクシーでここ(Google Map)に乗り付けて下さい。運転手に住所を見せると良い。
  住所=萬華區貴陽街二段231號
台北駅からタクシーで10分程度。

タクシーから降りたら、下の写真のゲートを潜り抜けて『華西街夜市』の世界に入る。ここは北口。

北口のゲート

キーポイントはこの北口から入ること。『華西街夜市』の他の入口は大変込み合っていて歩道も凸凹。歩くだけで大変。この北口は嘘のように静かな住宅街(下の写真)。タクシーも落ち着いて乗客を降ろせる。

北口付近の住宅街

上のゲートを潜り抜けて、さらに1ブロック(つまり南の方向へ)歩けば、屋根付きの商店街アーケード風のゲートに辿り着く。下の写真です。その中に入る。自転車とスクーターにご注意!

北口商店街アーケード入口

屋台レストラン『阿義』は進行方向(南方向)の左手に、すぐに現れる。下の写真のように。

屋台レストラン『阿義』

遠慮なく、スタッフが立っている場所を通り過ぎてください。上の写真の男性と女性スタッフの間を割り込んで入る感じで。少し勇気がいりますが、怒られないのでご心配なく。屋台の料理人を左手にみながら通り過ぎる。
通り過ぎた先にお客様向けの食堂があります。クーラも効いていて快適です。下が部屋の写真です。

屋台レストラン『阿義』の食堂

食堂に入ったら、空いているテーブル席を確保する。テーブルに紙があるので、そこで食べたいものに数量を書き込む。まず、自分のテーブル番号を書く。例えば、私のテーブル番号は16:

書き終えたら、さっき通った屋台料理場のところに戻り、その紙と金額(現金)を渡す。現金のみ、先払い制度です。
そしたら、あっという間に料理があなたのテーブルまで運ばれてきます。速いです。

サバヒースープの魚の骨はほとんど取り除かれているが、若干残っているのがあるので、お気を付けください。

飲み物:
『阿義』にはソフトドリンクしか用意されていません。冷蔵庫から勝手に取り出して、店員さんに見せて、現金で払えば良い。
アルコール類は持ち込みOK。なので近くのコンビニで事前に購入する。
あるいは店員に「ビールありませんか?」といえば、アルコール類を扱っている、お隣の店のおじさんを呼びつけてくれる。おじさんから買う。

なぜ『阿義』か?
私が台北で食べたサバヒスープのなかで、一番おいしい処だから。
なぜサバヒースープなのか?サバヒースープがおいしい処は、他の料理もおいしいから。
事前にメニューをご覧ください。迷ったら、私がオーダーした料理を基本にご参考ください。
上の写真では、私はサバヒースープ、ル―ローハン(台湾風そぼろご飯)と漬物のようなメンマをオーダーしています。他の料理も試してみてください。料理の漢字をネットでググると結構の量の情報が出て来ます。

『阿義』辺り、他のおススメ店

1) 梅干控肉飯 参考リンク
客家人(参考リンク)の伝統料理です。シンガポール建国の父、リー=クアンユー氏。台湾前総統、李登輝氏、蔡英文氏など、日本でもよく知られている方々に多くの客家人がおられます。

2) 佛跳牆参考リンク
食マンガ『美味しんぼ』で紹介され、日本でもすっかり有名になったという「あまりにも美味しそうなので、修行中のお坊さんでさえも誘惑に負けてしまい、垣根を跳び越えて食べにくる」料理です。名前の三文字に、その意味が込められています。

佛跳牆

3) 葱油餅参考リンク
私は「台湾風ピザ」と呼んでいます。ピザはトッピングが多く入っているほうが美味しいかもしれませんが、葱油餅は、その基本であるプレーン(「原味」、つまりオリジナル)が、私は一番好きです。

その場で焼いてくれます。
半分なら60元。地元の皆さん、歩きながら食べています。

4) 豆花参考リンク
私は「台湾風プリン」と呼んでいます。伝統派の方は、トッピングを「花生(ピーナッツ)」に限定。あずきがお好きな方は「紅豆」を。「緑豆」は日本であまり見かけないので、レアものがお好きな方は、それを。暑い日は「緑豆」をおススメします。涼しく感じる効果をもたらしてくれます。三つとも試されたい方は「綜合」を。

時間があれば華西街夜市を探検
南方面に向かって進む。信号を渡り、続くアーケードの奥のほうへ更に進む。多種多様なお店がひしめき合い、思わぬ発見があるかもしれません。蛇肉のお店もその一つ。探検気分で歩いてみてください。
アーケードを抜けた先は信号のない交差点。その左右に広がる無数の屋台。道路の表面を覆うように立ち並び、活気ある声が響き渡る光景は、まるで異世界。
この交差点を左に曲がると、すぐ左手に足裏マッサージ店『大阪』があります。おススメできます。事前に予約するとスムーズです。電話番号は下の写真をご参照ください。お泊りのホテルのフロントに予約をお願いしましょう。電話で指名もできます。27番のスタッフがおススメです。女性の方で、男性の施術に抵抗をお感じになる場合は、ご予約時に女性スタッフをご指名ください。ちなみに、足裏マッサージは食前がおすすめです。

ここには、二つの重要な文化財であるお寺があります。「艋舺龍山寺(マップ)」は、日本の観光ガイドブックでもよく紹介されています。一方、「艋舺青山宮(マップ)」は、まだ日本であまり知られていない穴場スポットです(参考記事)。青山宮は、一見すると素朴でこじんまりとしたお寺に見えますが、中に入るとその奥深さに驚かされます。階段を上って上の階まで自由に探索でき、清潔なトイレも完備されています。北口からすぐの場所にあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

艋舺青山宮

最後に…
・この地区は「艋舺」(発音:banka)。台北で一番古い地区です。昔の昔「台北」と呼ばれる前、いまの台北は「艋舺」と呼ばれていました。すなわち「東京」に対する「江戸」です。
・曽祖父は、日本統治時代の台湾、艋舺で一時暮らしていました。おススメしたタクシーで乗り付ける処の近くに。そこを訪ねた際に、北口の便利さを知りました。
・艋舺の歴史、ネットにその情報が多くあります。このサイトの情報が一番しっかり説明していると思います。
・当時の艋舺の面影をしっかり残している『剝皮寮歷史街區』も探検してみてください。『阿義』から徒歩10分の処にあります(Google Map)。

以上です。


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