[創作note]登場人物が勝手に動き出す話
公募用の小説を1つ書き終えました。原稿用紙に換算し112枚、わたしにとってこれまでで最長の作品になります。明日もう一度見直して整えてから送るつもりです。
小説を書かれている方からよく登場人物の名前がなかなか決められないとか、タイトルが決まらないという話を耳にします。私は登場人物の名前は割と簡単に決きまっちゃうんですが、タイトルはなかなか決められません。なので原稿のファイル名はとりあえず主人公の名前にしておきます。今回も8割ほど完成した段階でなんとかタイトルが決まりました。ただ、なにかもっといいタイトルはないかな?と内心思っているところもあります。
フォローしている青豆ノノさんの投稿の中に小説を書く人にはプロットを作るプロッターとプロットを作らないパンツァーというタイプがあるんだそうです。
詳しくは↓こちら
私は明らかにプロッターです。起承転結の骨格はしっかり作って結末もはっきり決めてから書き始めます。ただ細部は途中で閃いて変えたりはしますが、結末や大きな流れは変えません。
ところで、作家さんが「この登場人物は自分が思うように動かない」なんて話をしているのを読んだり聞いたりしたことがあるのですが、それがどういう意味かはよくわかりませんでした。私がこれまで作った小説の登場人物たちは私の意のままに動いておりました。
ところが、今回、まさに登場人物が自分の想定とは別の動きをしてくれちゃいました。ストーリーの流れ自体は変わらないのだけど、そのシーンのニュアンスがなんか違ってきてしまう。ここのシーンはラブラブベタベタで行こうと思っていたのに、ラブラブだけどサラサラな感じになってしまったり…そんなことが数回ありました。
いや~、面白いですね。なんなんでしょうね、この現象。ノノさんの言う潜在意識から湧き出して来てるのでしょうか。なんだかまた体験してみたいような気持です。