見出し画像

誤認逮捕2

かくして「本職」に引き取られ
(警備業界の奴らは警察官のことをそう呼ぶ)
ちなみに警察官らは警備員を「素人」という


パトカーに乗せられ
警察署に連行された。

取調室・・・
「持ってるもの机の上に出して」


そうやって色々と調書を書かされ
「とり調べ」開始


しばらくして刑事とのやり取りで


「いつ帰れるんですか?
 このまま刑務所へ放り込まれる?」と問うと


「まぁだいたい、3ヶ月ってとこかな帰れるまで
 刑務所行くことはないけどな、2〜3発殴ったくらいで」

いや、一発しか殴ってないし笑


それで少しホッとしたけど
考えると頭に血がのぼる


「それで奴らが誤認逮捕した罪は?どうなる?」と聞き

「逮捕・監禁罪とか何とか、間違って俺を捕まえたんやし」
と聞くも


「そりゃ民事の話や、向こうさんと話したらええ、
 それも帰ってからのこと、まぁ弁護士と相談してみ
 でもなぁ、お前さんは殴ってるしなぁ」

〜 中略 〜

以後、留置場で過ごす事になるのだが


結構、その警察署(市の中心部)は満室で
離れた警察署へ移送させられ、そこでもまた
「持ってるもん全部出して・・・」ときた

そこでは「預かり」の身なので
警察官たちは何も関与しない、看守役のみ


放り込まれた部屋は3人部屋
とはいえ、先客一人


看守当番の警官が
「○○さん、ちょっとひとり入るんで」


中にいたのは窃盗の常習犯(あとで知る)
もう夜だったので、その人は親切にも
布団にシーツを敷いてくれた。

〜中略〜

まぁ、中の面々も入れ替わっていく
いろんな犯罪者がいて、

さて、しばらくその留置場で暮らす事になる。

続く

気まぐれで書きます、別の記事書くことも……


いいなと思ったら応援しよう!