49ccバイク旅【3日目飛び込み雷雨】
ホテルのベッドからごきげんよう。
さて3日目です。昨日はバンジーで紐付きジャンプでしたが、本日は紐なしジャンプの日。
早速行きましょう。
◾️今回旅一番のご飯、関の鰻、辻屋へ!
こちらのビーズホテル、なんとモーニング付き。私、朝食バイキングは大好物!早い時間に行ってたらふく食べて二度寝からの大浴場が最高プラン。
ですが!今回は控えめに。
もし「本日のスープ」がコーンスープだった場合はもはや理性など効かないのだけど...(この日はよくわからないけど白濁したそこそこ美味しいスープ)
なぜ控えめかというと、関の辻屋本店へ鰻食べに行くのだ!!わーいわーい!岐阜に帰ると、叔母さんがいつも買いに行ってくれていた激うま鰻。関東の鰻は個人的にはベシャベシャしていて何か違うなと思うのは幼少期からうなぎといえば岐阜の辻屋、で育ったから。
今日と明日はキャンプもしないので、キャンプ道具はホテルのセルフクロークに置かせてもらい、身軽に出発(本当神ホテルや)
◾️鰻の前に
岐阜は父方の実家。なので、親族のお墓もある。お盆にはまだ早いけど、お墓参りへ。
馴染みのある親族と待ち合わせして一緒にお墓へ。
懐かしいなぁー。小さい頃夏休みに来るのが大好きだった。それにしても、どうして会えるだけであんなに嬉しそうな顔してくれるんだろうって思ってた。でも今は自分にも甥っ子ができて、会いに来てくれる嬉しさはよくわかる。
今一緒にお墓に向かってくれてる人も、お墓で眠ってる親族も、こんな気持ちだったんだね。こういうちょっと照れるけど温かい気持ちは、世代を超えて繋がっていって欲しいね。
お墓参りの後、親族と別れ、自分は鰻屋へ!
うほほ。鰻ですよ。
うふふ。鰻ですわね、お姉様。
鰻ね、美香さん。
こんな一人芝居を数テイクしているうちに到着!!
う!
な!
ぎ!
hey!
う!
な!
ぎ!
hey!
う!
な!
くたばれ
◾️郡上八幡、飛び込みへ!
だいじょーぶ気にしナーーーイ!
このあと川で飛び込みするカラ!!
逆にこの予定なかったらリスカもんですよ。
臨時休業て...
郡上八幡へはほぼ一本道。
途中、川沿いを走っているときに飛んでいる鵜の群れが真横に来て爆エモでした。
結構近くまで来たんだけど鵜って近くで見ると気持ち悪いね、、、不気味、、、すみま㌢メーターなんだ㌔普通にきもいんだょね正直問題💦
山道をドンドコドンドコ走って到着!!!
これですよ。この橋!!!
高さは約15m、水深は3m前後。水はとても綺麗で心臓が止まるほど冷た...
あれ?冷たくない!なんで?いつも9月中ばに来ていたからか、猛暑ゆえなのか、前来た時より水温がだいぶ高い。とても気持ち良い!トリハダもんだったよ前。
上半身裸になろうと思いきや、汗で張り付いて全然脱げない!怒
というわけでまんまダイブ。
引きで見るとなんていうか、事故ですね。
しかし、ここでマッコト残念な事件が起きたので㌃。防水ケースに入れたスマホを持って、インカメで動画撮ろうと自撮りしつつダイブ!
...プハぁ!最高!!
よいしょっと...(岩を登って橋の上へ)
ん?なんか忘れてるような。
なんだっけ?
...。
ああーースマホーーー!!!!
スマホーーー!!!
橋の上から微かに見える光。
どうすんねんアレ...
と、そこへ救世主。
部活帰りの地元の高校生登場。
ゴーグルを持ってる!
ジュース3本でゴーグルをレンタル。
潜水中人が飛び込まないように橋上での警備もサービスしてくれる気前の良さ。
社会人なると出身地による差は大きく感じないけど、高校生くらいまでだと全然ちがうよね。自然豊かな地域の子の方が人懐こいし、素直。
市街地こえてキャンプ場行く時、いつも感じるもん。こんなに広々した自然に囲まれた街で、のびのび育った子と、満員電車で舌打ちされながら毎朝通学した子、そりゃメンタルにも差が出ますわな。
とまぁ、何度か潜水してスマホを無事回収。
ほんとに死ぬかと思ったアルねワタシ...
潜水の基礎スキルが身についていて良かったクポ...(せんすいマテリア懐かしい)
で!このあと高校生たちに動画を撮ってもらいました。最高ですね。予定より1時間も多く遊んでしまいました。
で、失った水分、塩分を鮎の塩焼きで補給。
この後は友人が待つ富山へ!
◾️超雷雨!!!
日陰は天国、日向は地獄な山道を2時間ほど走ると、前方に巨大な黒雲。雲の中ではラムウかセーラーズプターでもおるんかってくらいの稲妻。かっけえ。
まだ雲も遠いし、大丈夫かなと思った矢先、
突然冷たい空気がボウン!とぶつかってきた。ビュー!でもブオオオでもなく、ボウンッ!て感じ。その数分後、前から滝が迫ってくる!
竜の巣だあああああ!!!
ゲリラ豪雨じゃああああ!!!
あの水量、この雨粒、このまま突撃したら、、、
ャ婆ィ!!!
もっと生きていたいから、すぐそこのガソスタへ避難。滝雨&落雷。
店員のお姉さんが言うには、ここ数日この時間は毎日30分ほどゲリラ豪雨なんだとか。
道大丈夫かなぁと心配していると
「すぐ止むから大丈夫だよ。雨あがってもこの先は平地だから、雷止むまでは行かない方が良いよ」と店員のお姉さん。こういうとき、地元の方の言葉は心強いですね。
退屈なので、前のセブンでラーメンで腹ごしらえしつつ、雨雲が過ぎるのを待つ。
東京にいると、豪雨でも雪でも働きにいく。けど、こんな風に「待つ」ってなんだか素敵よね。人生立ち止まっても良いはずなんだよね。
雨が弱まり、雨雲の中心も逸れた。
お姉さんにお礼して、再出発。
お姉さん「気をつけてね!富山の友達によろしく!」
手を振って別れる。
一応ブレーキランプ5回点滅させといた。
(アイシテルではなくありが㌧のサイン)
なんかいいなぁ。
下がっていた気温も少しずつ上がり始めた。
心地良い。
あ
まじかよ。。ダブルレインボーぢァん...
そして、しばらくは民家も店もない山道を爆走。相変わらずなぎさは7パーセント以上の傾斜はブーブー文句言いながら走る。
そしてようやく見えた人里エリア、この神々しいセブンである。
ふと、いつかの辻ちゃん加護ちゃん復活のステージのI wishを思い出す。
【晴れの日があるから、そのうち雨も降る】
そうだよね。雨が降る時もあるよね。
なんだろう、この言葉に全てこめられてる。
ちょっと泣いたのはみんなには内緒!怖がるといけないから!(cv風の谷のゥオンナ)
◾️富山到着!!
富山到着!
ここにはUターン転職した旧友がおります。
郡上らへんの地図見ていて完全に思いつきでプラン立てたけど、遠かった〜!笑
そんなこんなで富山の夜は盛り上がり、
お別れの時間に。
同世代だから、会えなかった数年間はもちろん良いことばかりではなかった。嫌なことも辛いこともあったけど、あの頃よりもずっと「普通の顔して」過ごせるようになって、それが良いことなのか悪いことなのかもわからない。
だからこそ、みんな自分の知らないところでそれぞれ苦労してるとわかるから、自然と労りあうんですよね。
この人と一緒にたくさんのことを乗り越えた。
人生立て直しで、どうにかしたくて、今思い出すと痛くて恥ずかしい時代だけど、駅の喫煙所でビール飲みながらあーだこーだ話したあの時間に、なんど救われたか。ちょっと聞いてよ!が気軽に言える存在がどんなに心強かったことか。
ものすごい遠いのに「またね!」と別れるのがなんか嬉しかった。
はぁー。何これ。真面目すぎてキモくない!?
まぁこのあと地元の坊や探してロマンス期待したけど疲れて爆睡しちゃったンだょね〜というオチ。
しっかし川底にスマホ落とした時は本当焦ったわ。今でも思い出すとゾワっとする。
生活の全てを一つのギアに集結させるのは便利なようで、致命的な弱点になりうるを身をもって学んだ。ミニマリストも考えものね。あれは持っている物全てが上手く正しく機能する、を前提にした思想だもの。マキシマリストになるつもりもないけど先行き不安な現代にミニマリストは適合していないのかもしれない。有事の際の選択肢は多いに越したことはない。
明日は、シャチを見に行くぜぇ!
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