なんも知らん私がラリー参戦する日々の記録#1
ある日突然、ボスから「会議室においで」と呼ばれた。モータースポーツ競技用の車両を手に入れたから、競技に参戦しなさいと。キミは競技会の運営の方ばっかりやっていて、頭でっかちになっちゃってるから、参戦もして選手たちのナマの気持ちを味わってこいと。
その必要性は、薄々自分でも感じて、内心焦ってもいた。元々このスポーツには、選手として関わりたいと思って入ってきたのだけれど、いろんな成り行きで選手になる夢は叶わずに何年間か運営のお手伝いをしてきた。
運営側にしかわからない苦労がある。