どうしてここには淘汰の法則が当てはまらないんだろう、と言う話。
オーストラリアにも電気や水道は通っている。
そうバカにしたものではない。
とすれば、専門の工事・修理の業務に携わる人間もいる。
水回りの工事をする業者をplumber、プラマ―と言う。
俺の住むアパートの部屋は先日来左側の床の上に水が溜まるようになってしまった。便座部分から直接水が来ているわけでもなく、左側の壁だけ湿っていることから壁伝いに水が来ているものと推測。とにかく不動産屋に連絡してプラマ―を呼んでもらうことにした。
すぐにプラマ―から連絡が入り、アポイントをとる。
金曜の朝8時に来てくれるという。
と言うわけで当日である今朝はシェアメートも全員修理の邪魔にならないように早朝から出勤の準備をして出掛けていった。
8時。
日本人なら数分前にチャイムが鳴るところだがチャイムもスマホもウンともスンとも言わない。
8時5分。
ベランダに出てみると隣のアパートに見るからに業者であろう車が止まった。こういう間違いはよくある。
出てきたら教えようと思っていたのだが全然車から下りてこない。
待ち合わせ時間をとっくに過ぎているのにグズグズしやがって、俺はここからちゃんと見てるんだぞ。道路が渋滞で…なんて言い訳したってちゃんとウソだって分かってるんだからな。
なんて思っていたらドアが開き、オージーのおじさんが出てきた。そして後ろのドアを開けてラバーカップ(スッポン。排水管の詰まりを解消させる道具)を一本持って行ってしまった。
違う人だった。
8時20分。
SMSメッセージを入れてみる。
文句を言ったりして機嫌を損ねては修理に手を抜く恐れがあるから、あくまでも丁寧にやんわりと何時ごろ到着するつもりなのか尋ねる。
返事が来る。8時半から45分だと言う。
まったく、だったらそれを言われる前に連絡して来いという話だ。こっちは待っているのだ。
8時50分。
全く音沙汰なしだ。
イライラが募る。
9時。
約束の時間から1時間を経過した。しかしプラマ―は姿を見せない。
オーストラリアあるあるではある。
だがあるあるだからと言ってそれでいい理由はない。
オーストラリア政府はプラマー関係の約束の時間について法律で規定してはくれないだろうか。
遅れても大丈夫、行かなくても大丈夫、という甘えととらえられても仕方がなかろう。
どうしてここには淘汰の法則が当てはまらないんだろう。不動産屋との結託なのか、時間を大幅に守らない、そして連絡もしてこない輩にも仕事が割り当てられている。
法律で決まってしまえば何かしらの善処はするだろう。こんなに毎回毎回迷惑をするのはうちだけではあるまいに、ずっと放置されているのもおかしい話だ。
70分を過ぎたが、まだ来ない。
やれやれ、である。
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