日本語は難しい。 俺なんかが突っ込んでいっても撃沈するのがオチである。
日本人にとって日本語は簡単だ、と思っている人は存在する。
何を根拠にそう思っているのか不思議で仕方ない。自分の小中高の通知表の国語の評価を再確認して欲しい。そういう人は何もかも綺麗さっぱり忘れてしまう魔法か何かにかかっているのかもしれないので、かけた魔法使いを訪ねて解いてもらうことを一応お勧めしたい。
日本人、日本人と威張って入るが、日本人と言いながら日本語を正確に使えてない輩は少なくない。しかも上記のように使えていないと思っていないので始末が悪い。幸せが過ぎるだろう。
正直日本語は難しい。
自分の日本語の修得度が如何程なものかは全然分からない。なんせ範囲も広いし底も深すぎて全体が把握できないだろう。今この世に存在する人類の中で日本語修得度80%以上のものはどれくらいいるのだろう。0.5%もいるだろうか。俺はそんなに居ない気がする。
日本語は難しいということで難しいことにはこれ以上突っ込まない。
俺なんかが突っ込んでいっても撃沈するのがオチである。
さて、確かでなく、ぼんやりと覚えていること…を一言で表すとどう言うだろうか。
そう、「うろ覚え」である。これが正しい。
しかしである。これを「うる覚え」に近い発音をしている輩をかなり見かける。何なんだよ、「うる覚え」って…。
「うろ」に充てられる漢字は「虚」や「空」、「洞」である。「中身や実体がない」ことを表している。つまり頭の中に覚えている中身がない、ということである。
「うろ覚え」はきちんと語源が説明できる言葉である。
では「うる覚え」はどうだろう。「うる」って何?
全く違った意味の似た発音の言葉というのなら理解もできるが、これは完全に間違えている。
日本語を簡単だと言った日本人ほどこんな簡単な日本語を間違えていはしましか。
「うろ覚え」
では困るのだ。
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