ウボンが教えてくれたこと
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2泊3日のウボン遠征も最終日を迎えました。
今日も朝からクワイジャップを食べ、コーヒーを一杯グイッと。
ホテルに戻りチェックアウトをすると、去年1年間お世話になった大家さんからウボンの名産をお土産にいただきました。メー(ウボンのお母さん)からもまたいつでもおいでと言ってもらい、またみんなに会いにこようと改めて思った3日間でした。
この日はウボン在住の方にランチとカフェに連れて行ってもらい、飛行機の搭乗時間ギリギリまでウボンを満喫することができました。
ウボンでの1年間。
チームは降格し、サッカーで結果を残すことはできませんでした。あまりにも勝てない時期を過ごすと、外に出るのも嫌になったり、考え混んでしまったり、そしてその土地に対してもあまりいい思い出がなくなってしまいがちです。
それでもウボンが好きな理由。
それは “人” です。
外人は僕1人しかいない状況で、チームメイトがタイ人の輪に招き入れてくれました。
練習前にはカフェで一緒に時間を過ごし、試合が終われば食事に誘ってくれます。英語がお互い堪能ではないし、タイ語もそれほど理解できているとは言えない状況の中であっても。
ウボン在住の日本人の方々は、新しい縁をたくさん運んできてくれました。
サッカーの話をしない時間がリフレッシュになり、色んな出会いがウボンでの生活を豊かにしてくれました。
ウボンの街の人々。
彼らなしにはシーズン最後まで戦うことができなかったと思うくらい助けられました。勝っても負けてもいつも応援してくれて、次も頑張れよと声をかけてくれる。試合に勝った次の日には、カフェでお金を払っても受け取ってはくれないほど。
彼らがしてくれたこと。
それは決して当たり前のことではないと思います。
感謝の気持ちでは足りない程、多くのものを与えてもらいました。
タイに来て2年。海外に出て6年。ウボンに限らずたくさんの人に会い、たくさんの人に助けてもらったこと。
だからこそ何かを残したいという気持ち。
サッカーでも、それ以外でも。
止まってる暇はなく、とにかく動き続けなければいけないなと。
ウボン遠征も終わり、帰りの飛行機でそんなことを考える。
さあここから。
まだまだここから。
“ It’s up to you “
Renshi