周りを優先するよりも、自分を先に大切にする。
おはようございます。
皆さんの一番好きな季節はなんでしょうか?
僕は春が好きです。冬が終わって花が咲いてくる感じは新しい何かが始まる気がしてワクワクしますよね。
さて、今日のテーマは「周りを優先するよりも自分を先に大切にする」です。
浅見帆帆子さんの著書「やっと本当の自分で生きられる」という本の章の一部を紹介したいと思います。
自分が幸せになるためにはまず自分のことを大事にすることです。
それはもちろん他人を蹴落として自分を大事にすると言うことではなく、自分の本音を丁寧に聞いてあげる、自分をないがしろにしないと言うことです。
私の友人Xさんのエピソードを紹介します。
Xさんは友人達との旅行先で自分だけ何々が無いと言う体験をしました。
例えば、みんなでレストランに行くと、自分が座った席にだけ箸がない。
自分の分だけエステの予約がされていない。
自分の部屋だけお湯が出ない。
空港で自分の荷物だけ検査をされる、などが起こり、
他にもたくさんのXさんだけ何々、がありました。
箸がないと言う位は、持ってきてもらえば良いと感じますが、
一緒にしたはずの予約が1名分だけ入っていないとか、
Xさんの部屋だけに不具合がある、などになると確かに重なりすぎなような気がします。
これを見ていたXさんの友人は、彼女はいつも自分のことを大事していないから他者からも大事に扱われないのかもしれない。
と言いました。
いつも人のことを気にかけて自分の本音を言わない。これはXさんに対して同行していた誰もが感じていた事でした。
一見、人のことを気にかけて他者を優先させるのは良い事のような気がしますが、それぞれがまず自分の希望や本音を言ってみる、その上で噛み合わないところは調整すると言う形にしなければ予定が決まりません。
彼女が良かれと思って気を使った部分は、価値観の違う他人にしてみればありがた迷惑なこともあるのです。
そして本音を言わずに他者を優先させていることなど誰にもわからないので、Xさんが言った通りのことがXさんの望みだとみんなが思います。
そしてそれが本音であってもなくても、理由もなく自分を1番最後にする、つまり自分を大切にしていないエネルギーが、はずれくじをXさんのもとに集結させる結果となったのです。
ある意味Xさんの思い通りのことが起きています。
自分が自分自身をどう思っているか、それと同じ事柄を自分が体験することになります。
自分のことを何もできないつまらないものと思い込んでいるのと、何でもできる影響力のある存在だと思い込んでいるのとでは、同じ人でも起こることが同じはずがありません。
それによって服装が変わり、姿勢が変わり、言葉遣い、立ち振る舞いが変わればその先に起こることが変わってくるのは当然なのです。
自分を大事にしていないために、それに見合う事柄が集まってしまったXさん、旅行の後半、さらにXさんだけがスリにあいお金をとられてしまったのです。
これもある意味、Xさんの思い通りなことが起きていると言えるかもしれません。
お金はエネルギー、自分ではなく他者にエネルギーを注ぐ、と言う言動がお金と言う形でも実現したのでした。
自分の本音を押さえた必要以上の気配りは、相手にしてみたらありがた迷惑になることもあるでしょう。
例えば、エステの予約について旅行に同行していたAさんは、初めに提案された時間に観光の予定を入れていたため、予約を担当してくれていたXさんに、エステを別の日に変えてもらえるかどうか旅行の前に連絡をしていました。
するとしばらく経って、全員が一緒に受けられるように、全員を別の日に移動しましたのでご安心ください。と言う返事がXさんから来たといいます。
Aさんにしてみると同じ部屋で全員が一緒に行けるわけでもないのに、なぜ全員同じ日の同じ時間帯に受ける必要があるのか疑問だったそうですが、せっかくそこまでしていただいたのでそのまま当日を迎えた。
すると、何かの手違いでたまたまXさんの名前が漏れてしまい、Xさんだけがそのコースを受けられなかったと言う結果になったのです。
そもそも友人Aさんは始めからエステを受けたいと言う希望自分が出していたわけでもなく、みんなと一緒に受けなくても構わなかった。
そして同行していた人たち全員がAさんと同じような感覚で動いていました。
つまり、皆さん希望があればきちんと伝えると言う自立した人たち。
それなのに変に気を回して1人で駆けずり回っているXさんだけが本音で動いていないため、しわ寄せがみんな彼女のところに来たと言うのです。
自分を大事にするとは決してエゴやわがままではなく、自分を他人と同じ大切な1人として扱うことなのです。
それでは、皆さん良い1日を。