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【Vol.7】僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?(小暮太一)

小暮太一さんのベストセラー著書の「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」をご紹介します。

「労働者は搾取されている」というのはカール・マルクスの有名な言葉です。

ロバート・キヨサキは「ラットレースに巻き込まれている」と表現しました。

お二人の解決のアプローチは全く違いますが(カール・マルクスは共産主義革命という社会の観点、ロバート・キヨサキは経済的成功という個人の観点)、小暮太一さんはどちらも同じようなことを言っていることに注目されました。

マルクスの時代は19世紀末の産業革命直後で、労働環境は劣悪の極みで、児童の長時間労働も当たり前の時代ですが、資本主義世界の本質は今も変わらないと思います。

資本主義というのは、資本家主義でもあり、労働者主義ではないからです。

労働者は給料をもらえていれば、今日明日に飢えるということはありませんが、賃金労働者でいる限り、豊かな人生を送ることは不可能です。

小暮太一さんは職業という無形資産に会計のB/Sを取り入れ、労働者も資産になる仕事をするべきだと主張されています。

「人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点」というタイトルで文庫版も出版されています。