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20世紀社会システムの最終章
20世紀の社会システムが少しずつ変化、崩壊(自滅)しているのを感じていますが、いよいよ最終章(コーダ)に入ったのかもしれません。
最近のテレビ局や芸能界の騒ぎは最終章の合図のように思えます。
この騒ぎがどのような結末になるのかは不明ですが、テレビはだいぶ前から影響力が低くなり、誰の目にも斜陽産業になっています。
お得意の隠蔽工作で乗り切れるのかわかりませんが、醜悪な正体がもし表沙汰になったら、いよいよ止めを刺されるのかもしれません。
いつものように外圧に屈したというのは情けない限りですが、少しは良い方向にいくといいですね。
テレビはほとんど見ませんが、たまにチラッと見ると、スポーツや音楽ならまだマシなほうで、相変わらず、低予算で内容の薄いグルメや旅行やクイズ番組などを芸能人を使って垂れ流しているだけのようです。
一体どんな人が観ているのだろう?と不思議に思いますが、まだまだいるのでしょうね。
子どもの頃にテレビばかり見ていると馬鹿になるとよく親に注意されましたが、本当だったようです。
20世紀の社会システムを乱暴にまとめると、マス(大衆)をコントロールする管理システムだったように思います。
マス(大衆)は同じようなテレビ番組を見て、同じようなスポーツに興じ、同じような音楽を聞き、同じようなスターやアイドルに憧れました。
戦前の鬼畜米英はあっという間に氷解して、親米英となりました。
国民は見事なまでに飼い慣らされたものですが、テレビの役目はマスをコントロールする洗脳装置だったように思えます。
マスコミというよりマスコンですね。
敗戦後の日本をしばらく支配したGHQの策略に3S(Sports,Sex,Screen)政策というのがあったそうですが、端的に言うと、日本国民の愚民化政策で、テレビ+広告屋+芸能界の鉄のトライアングルが重要な役割を果たし、まんまと成功したということです。自虐洗脳のWGIP(War Guilt Information Program)でも重要な役割をしっかりと果たしました。
ちなみに、読売新聞社主で日本テレビ放送網の創設者でもある正力松太郎氏は米国CIAから「PODAM(ポダム)」というコードネームで呼ばれていたそうです。A級戦犯で巣鴨拘置所に勾留されていましたが、釈放されました。死刑を免れる条件で重要な取引があったことは間違いないでしょう。
釈放後はCIAからの指示で非公式の工作活動をしていたことがアメリカの公文書にも書かれているそうですが、3S政策やWGIPに大きく貢献したと思われます。
後に原子力委員会の初代委員長として就任もしましたが、被爆国に多数の原発が乱立できたのもこの人物の影響無しには語れないでしょう。
陰謀論のような怪しい話ばかりですが、巣鴨プリズナーたちの暗躍は日本戦後史の闇中の闇です。
21世紀になるとインターネットが普及して、若者がどんどんテレビから離れていますが、この流れはもう止められないでしょう。
ただ、残念ながら、3Sの装置がテレビからネットに変わっただけのようにも見えて、もはや面倒な公共の電波など利用しなくても、愚民化は自走で勝手に(悪化して)続いているようにも思います。
テレビの世界にいた王様(アイドルやスター)の影響力が衰えたことにより、ネットの世界に諸子百家(インフルエンサー)が登場しました。多様性が芽生えて、リベラル化が進み、社会は管理されにくくなりました。その大きな反動でリベラルが暴走して、キャンセルなどの問題も出てきて、社会は大きく混乱しています。
現在は中央集権的な不自由で安定した時代から、自立分散型の自由で不安定な時代に移行していく過程なのでしょうか。
時代の転換点の宿命ですが、不安定で混乱した時代はしばらく続くでしょう。