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AI革命で大卒文系→事務職(ホワイトカラー)が終わり、高卒→現業(ブルーカラー)の時代に

少し前からの習慣ですが、朝の日課で散歩をしながら、寝惚けた脳を覚醒させるために、佐々木俊尚さんのVoicyを聴いてから、BBCのPodCastを聴くようにしています。
もう習慣というよりは中毒のようになり、佐々木さんの声を聴かないと朝が始まらないような感じになってしまいました(笑)

本日の回は今後の職業についてのお話があり、(心の中で)ニンマリしながら首がもげるほど頷きました。

少し前に拙い文章で同じようなテーマについて書いたことがありますが、自分が考えていたこととほとんど一致だったからです。

現在はまだ事務職の方が現業より賃金がよいということですが、労働市場の需要と供給が逆転しているので、(経済学の理論を信用すれば)賃金の逆転も時間の問題ではないでしょうか。

21世紀も1/4が終わり、20世紀の社会システムが少しずつ変化・崩壊していますが、教育の存在意義もこれから変わっていくかもしれません。

多くの人は薄々感じていると思いますが、ほとんどの文系大学生にとっての大学の存在意義は「◯◯大学卒」という就職に有利な学歴身分を獲得するためにすぎません。
大学を卒業すると「◯◯学士」という名誉ある称号を与えられますが、多くの人にとってはそんなものより「◯◯大学卒」の方が重要なのです。
もちろん、法律家になるために法学部、会計士になるために商学部に入るという人もいるとは思いますが、やはり少数派でしょう。

教育は聖域なので、不要論はタブーとされるかもしれませんが、AI革命の急速な進展でそのタブーがいよいよ破壊されようとしています。
大卒文系の重要な出口戦略であった事務職(ホワイトカラー)の需要が先細りだからです。
今後の大卒文系に残される可能性のあるホワイトカラー職種は、大手商社マンのような一部の優秀なエリートを除くと、ど根性のドブ板営業くらいになるかもしれません。

職業の主流がブルーカラーになれば、大卒という学歴は不要というより、邪魔になります。高卒で早くから現業に入っていた人から見たら、ひ弱なもやしっ子で役立たずのようなレッテルを貼られてしまうかもしれません。
ブルーカラー職に就くために大卒の学歴は必要でしょうか?
わざわざ奨学金(スカラーシップではなく教育ローン)という巨額な借金までするような価値はあるのでしょうか?

AI革命により、ホワイトカラーとブルーカラーの逆転という職業の大きなパラダイムシフトと教育という聖域の破壊が起きつつあります。