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【Vol.27】ストレスはサラリーマン病

サラリーマン時代はずっと酷いストレスに悩まされていました。

昔は「かぜは万病の元」でしたが、現代は「ストレスは万病の元」と言われるようになりました。

ストレスはあまり可視化できないので放置しがちですが、長期的には死因となるので、決して馬鹿にできません。

高級取りのサラリーマンは大抵の場合、激務で高ストレスですが、その高ストレスを解消するためにはたくさんのストレス解消費が必要になります。

一流の人はジムなどのトレーニングや趣味で健康的に発散できると思いますが、なかなか普通の人には難しいと思います。いろいろと散財してしまうはずです。

以前に「【Vol.20】給料の正体」でも書きましたが、ストレス解消費も労働力を再生産するために必要な経費として盛り込まれているのです。

また、ストレス解消費以外にも、家、車、スーツ、時計、結婚、受験教育などのステータス費もかかるので、見た目はよくても、実際は自転車操業でそれほど豊かでもないはずです。

では、ホワイトなJTCなどでゆるふわ・マッタリがいいのかというと、そう単純なものでもありません。

やり甲斐のない仕事は時間がとても長く感じますし、職業技能もたいして身に付かず、飼い殺しのような状態になってしまいます。

また、そのような会社にはくだらない社内政治があったり、社内の人間関係も悪かったりするものです。

社内での評判や人事異動などでビクビクしてしまいます。

橘玲さんがよく表現する伽藍の世界です。

人間関係は自分ではコントロール不可能なのでストレスは非常に大きいものです。

ストレスは間違いなく幸福度を大きく下げますが、ほぼ全てのサラリーマンはストレスと無縁でいることは不可能です。

ストレスはサラリーマン病とも言えると思います。