火鉢クラブのこと①〜火鉢クラブとは〜
ちょっとここ数日、左手の可動域が狭くなってきて、左手を使うと胸に響くため、文章書くのも休み気味。左手の下にクッション置いたり、パソコンを膝に置いたりと工夫しつつ書いてます。いつも長々書きすぎだとの反省もあるので、これから長くなりそうな時は、一つの話を何回かにわけて書ければと思います。
ところで、朝日新聞beのコラムの中でもちらっと触れさせていた炊いていた「火鉢クラブ」という活動。こちらのnoteではこれまでほとんど触れてこなかったので、今日は私がここ12年ほど細々と続けている「火鉢クラブ」について書こうと思います。
「火鉢クラブ」とは
火鉢を囲んだり、七輪で美味しいものを焼いたり、囲炉裏を囲んだり、都会では生活の中から消えつつある「火」の温もりを忘れないため、「火のある暮らしを楽しむ」をコンセプトに2010年冬に私が始めた活動です。本当は常設で火鉢の置いてある「火鉢カフェ」が作れればいいのですが、資金がまったくなかったので、寒い季節になると、喫茶店や古民家スペースなどをお借りして、火鉢やミニ七輪を囲むイベントなどを行ってきました。
また、「火」=エネルギーというところから、真夏にも、昔の人の涼み方の工夫を体験する会などを行ったこともありました。
愛媛県の内子町で2010年の初夏に、全国の茶の湯炭を作る炭焼き職人が一堂に会するイベントが行われたのですが、そこで出会った茶の湯で使う「菊炭」があまりに美しかったこと、炭焼きが森林の維持と深く関わっていることなどを再認識し、この炭を使って、東京で何かできないかと思ったのが「火鉢クラブ」を始めたきっかけです。
しかし、近年は「炭」を使う火鉢や七輪に限らず、暖炉や薪ストーブ、焚き火などなど、暮らしの中の「火」を楽しめるものであればどんなものでも取り上げるスタンスでやっています。
また、実際の物理的な「火」だけでなく、心に灯る「火」や、根源的な「火」というものの意味を考えることも含めて、「火」を正しく恐れ、「火」を正しく扱い、心に理想の「火」を灯し、ずっとそれを燃やし続けると言った、「火」という言葉から広がる世界すべてを網羅できればと思います。
さらに最近では、私中村有里が取り組もうとする活動はすべて「火鉢クラブ」の活動ということにしています。例えば先日このnoteに書いた「故郷の町おこし」もその範疇です。私の心に「火」がつき、多くの人にその「火」が届いて欲しいと思ってやるものはすべて「火鉢クラブ」の活動と考えて発信していこうと思っています。もちろん、このnoteでの発信もそうです。
これまでの主な活動については、以下のブログ「火鉢クラブ」に投稿していますので、ご興味のある方はこちらを読んでみてください。「火」と関係のなさそうな投稿もあると思いますが、それも私の心に火がついて発信されたものです。
【ブログ】
また、これまで3冊の冊子も発行しました。
2015年発行「火鉢クラブvol.1」、2017年発行「空飛ぶ火鉢vol1」、2019年発行「FIRE VOL.1」という3冊です。毎回冊子のタイトルが変わり、すべてvol.1で終わっているのは、「火鉢クラブ」のあり方についての考え方が徐々に変わってきているからです。
「火鉢クラブvol.1」の頃は、まだ「炭」や「火鉢」と「七輪」に特化した感じで、使用方法やその素晴らしさにページを費やしています。
「空飛ぶ火鉢vol.1」では実店舗としての「火鉢カフェ」設立を目指すという色合いが濃くなってきています。
「FIRE vol.1」では、どんな「火鉢カフェ」を作りたいかという思いも語りつつ、先ほど述べたように、「火」全般を取り上げ、やや抽象的な色合いになっています。自分が「火鉢カフェ」を作れなかったとしても、「火を囲むこと」の素晴らしさ、大切さが読者に伝わって、同じようなことをやろうとする人の輪が広がればと思い始めた頃です。
現在、この3冊のうち在庫があるのは「空飛ぶ火鉢vol.1」のみですが、ご興味がある方は、以下の「火鉢クラブショップ」にて販売していますので、そちらをご覧になってみてください。
【ショップ】
※このショップでは支払い方法は銀行振込のみの扱いでとなっておりますが、カード決済ご希望の方は、カートの中の末尾にある「備考欄」に「カード決済希望」とお書きいただければ、折り返しの受注メールで、カード決済による「火鉢クラブ活動サポート」の寄付サイトのURLをお送りしますので、そちらの「寄付額」の欄に冊子代+送料=640円を記入され決済いただけましたら、冊子を住所地まで郵送します。また、この寄付サイトは任意の額を決済できますので、冊子代の上にサポートいただける場合は、ご希望の額をご記入ください。
何卒よろしくお願いいたします。
<おまけ〜こんな火鉢カフェがつくりたい〜>
最後になりましたが、今回は既に絶版となってしまった「FIRE vol.1 」より、将来作りたいと思う「火鉢カフェ」について」書いた文章を掲載したいと思います。元の編集データがハードディスクのクラッシュにより取り出せなくなってしまいましたので、残っていた誌面PDFを切り抜き、画像としてアップします。文字サイズが小さく読みづらいかもしれませんが、クリックして拡大してお読みください。
※サポートよろしくお願いします