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【エジプト旅行記⑨】カルナック神殿を独り占め。そして王家の墓へ

こんにちは。ライターのRenaです。
前回に引き続き、エジプト旅行の模様を書いて行きます!

今回は、ずっと行きたかったカルナック神殿、そして王家の谷編です✏️❗️


オプションの気球は乗らず。

気球に乗っている人たち

次の日の朝はオプションで気球に乗る、というアクティビティもありました。
が、私はパスで。

私は以前、フィリピンで気管支喘息を引き起こしているので
呼吸器が強くない私は、
エジプトの、排気ガスでバリバリで乾燥してて、
なんなら砂埃とか砂塵とかで視界が悪くなるぐらいの上空の空気にいたら
絶対喉を痛める☠️

シャルム・エル・シェイクで
シュノーケル🐟をする予定に支障をきたしたくはないので
参加しませんでした🎪

トルコのカッパドキアでやろっかなーぐらいの気持ちで
私は単身カルナックへ🕶

憧れのカルナック神殿

ツアーにも組み込まれていましたが、
①経験上、やはり観光客で混雑していてゆっくりできない
②時間の都合上、じっくり堪能できない
と言う点がネックだったので、早朝に一人で行きました。

カルナックは絶対堪能したい、と言う強い意志のもと🔥
カルナック神殿へ❗️

船の停泊場から(競歩のように)歩いて30分。

第一塔門前。日が登ると、太陽の光が一直線に差し込んできます


オープニング時間と共に入ったので、
私以外誰もいなかった…のですが、
20分ぐらいするとツアー客の人が来てしまいました。
なので、彼らよりも先に神殿のあちこちを探索したので
実質貸切状態で堪能しました✨

どれだけ柱が高いのか、おわかりいただけるだろうか…🕶

柱と自分の身長との比較で撮った写真

かなり保存状態がよく、柱の色が残っているものが多かったです。

今は天井が落ちて青空が見えていますが、
本来なら、さらに高い位置に天井があったとのこと。。
ちなみにこの巨大な柱が建てられたのが
中王国時代(紀元前2055年ごろ〜紀元前1650年ごろ)いう驚き。
必ずしも、時代が降ればより高い文明が生まれる、と言うわけでもないのですね。

これだけの巨大な石像建造物を建てられた高度な古代エジプト文明。
そして、時を超えて今もここにある遺跡。
ロマンの塊です❣️

柱と自分の身長との比較で撮った写真

こちらはトトメス3世(前1479-1425年頃)の治世に造られた場所。
柱の足元がシュッとカーブを描いて細くなっていますね。
この時代のトレンドなのでしょうか。

静かな夜明け。
当時の人たちも、世界を照らす太陽神に畏敬の念を持って崇拝していたのでしょう。🙇‍♀️

スカラベの像

さて、幸運の象徴であるスカラベ(フンコロガシ)の像があります。
ここで反時計回りに3周回るといいことがあるというジンクスがあるそうで、
いろんな人がここでぐるぐる回ってました🔁


複合神殿のカルナックは、古代遺跡の中でも特に楽しめた遺跡です。

カルナック神殿は保存状態もかなり良く、
トトメス3世の多柱室など色が残っている部分が多く、
まるで古代エジプトにタイムスリップしたような気分で楽しめました♪ 

やはり、一人で早朝から乗り込むのは楽しいです🏃🌪

当時、広間は政(裁判とかイベント)をやる場所として使われていて、
凱門の高いところからファラオが下を見下ろす、

ちなみにここは立ち入り禁止のチェーンが付けられてる凱門上からの写真。
チップ欲しさに徘徊しているおっちゃんに「連れってってあげるよ」と言われ、
ノコノコついていった。

王家の谷へ

カルナックを堪能して船に戻ろうとしたとき、ここで問題発生。
船がものすごい量あるので、迷子に⛴。
ツアーガイドさんに連絡をとってなんとか船に帰れましたが
やはり目印となるものの近くで写真を撮るなりしといた方がよかったですね。

迷子をした後は王家の谷へ出発❗️

王家の谷の入り口には模型がありました。

王家の谷パノラマ
お墓はこんな感じで造られてますよ、と言うミニチュア模型

なんだかアリの巣みたいで面白かったです。

王家の谷はものすごく広いので、
移動するための車みたいなのがガンガン走ってます。

それに乗ってお目当てのお墓へ。
最初はラメセス4世(在位:紀元前1151年 - 紀元前1145年)のお墓。
第20王朝時代だそう。

パッと見じゃなんだかよくわからない入り口

保存状態がかなり良く、色もしっかり残ってますね。

ここのお墓はしっかりとライトアップされていてとても華やかでした。

他のお墓も見て行きましょう。
メレンプターさん?でしょうか。
入り口にMeremptahと書かれています。
第19王朝時代(紀元前1293年頃 - 紀元前1185年頃)のものらしい。

お墓の入り口。ここでQRコードのついたチケットを見せます。
が、おっちゃんはスキャンせずにチケットに穴あけパンチで穴開けるだけです。
みんな大好きスカラベ様
遠目に見た他のお墓の入り口

ちなみに入り口付近にはきちんと全体図と情報が記載されています。

セトナクトさん?のお墓
ミイラを作る部屋。犬の頭のアヌビス様が直々に手解きしてます。
アヌビス様の特技っはミイラ作り。
死者をアヌビスパパである冥府の王オシリスまで導くという役割があるんだとか。
下にどんどん降る回廊。
左にハヤブサ頭のホルスさん、右にアヌビスさんがいます。
神話によっては彼らは兄弟説もある。


ホルスさんは太陽神ともされているので頭にはまん丸の赤い太陽が。
手にはアミュレット。
ホルスさんの目の前には食べ物らしきものが!
供物?鳥っぽい何かと香辛料っぽいものが描かれています。


別バージョンのホルスさん。今回は王権の象徴として登場しているようです。
被ってる王冠(長い帽子みたいなやつ)でファラオの違いがわかったりします。
これは上下エジプトを統合したファラオのもの

詳しい王冠の種類はこちらのHPさんからご参照いただけます!

冥府の王オシリス。
手に尺と杖を持ってて顔が緑というロックな見た目と派手派手な帽子。
ハスの花の上に乗っている我が子たちを駒づかいしてるっぽくてグッときた壁画。
太陽の上にスカラベが!と一人で興奮して撮った壁画。
ちなみに翼のある生き物の頭は羊。
羊もまたファラオの象徴として使われることが多いモチーフです。

ハトシェプスト女王葬祭殿

エジプト唯一の女性ファラオ、ハトシェプストの葬祭殿です。
彼女は対外戦争を好まず、平和外交を維持していたらしい。

スフィンクスは基本的にファラオの顔を模しているため男性とされています。
しかしここにあるスフィンクスはハトシェプストの顔なので女性。
とはいえ、自分男性だからファラオと名乗っていいんだ!
と付け髭をしていたらしいです。

神妙な面持ちの女性の顔の柱
祭壇横の壁画が綺麗に残ってます。これ、全部供物や。

さて、階段をのぼりテラスの方へ行きます。
像はオシリスですが顔はハトシェプスト。

一部の象の顔の色が残っていますね
葬祭殿入り口
中の様子。ドーム型になっていたのはかなり興味深いです。

さて、葬祭殿のあとはメムノンの巨像を見に行きます。

昔はここにアメンホテプ3世の神殿があって、その一部としてこの巨像が建てられたらしい。

そんなこんなでクルーズの旅が終了しました。
この後にルクソールの空港に行って
シャルム・エル・シェイクへのフライトに乗りました✈️

次回はエジプト最後の滞在編です!
お楽しみに✨

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