徳川将軍の上洛御殿、水口城 [滋賀県甲賀市]
(2023年4月攻城)
台湾のラン仲間と東海道坂下宿から石部宿を目指している途中に立ち寄った。
案内板にある通り、江戸時代に三代将軍、徳川家光は上洛に先立ち、道中の水口に専用の宿館を作らせたのがこの水口城である。
遺構は本丸の曲輪、石垣、堀のみ。
桜並木が美しく、ちょうど良い時期にやってきた。
正門である大手御門にかかる橋は老朽化のため渡ることができず。
ということで、北御門へ回り込む。
これが北御門(復元)でいいのかな?
Google Mapで見てみると、本丸跡の大部分が野球場になっていた。ってなもんだから、ボールが飛んで行かないようにネットが張られていた。(どうも学校敷地になり、高校の運動場として利用されているようだ。)
中から見た北御門(復元)
中は模擬櫓と門があるだけでかなりコンパクト。
本丸跡地の片隅だけがこのような観光資源となっているのかな。
模擬櫓の中は展示があり、入場料200円で見学することができる。
今回は先を急いでいたので見学は諦め、次の機会に取っておくことにする。
復元された門跡。
一旦外に出て、お堀と石垣をサクッと見てみる。
(ぐるっと一周する時間がなかった)
本丸には二条城を模したと言われる御殿があり、天和2年(1682年)に加藤明友が2万石で入城し、水口藩が成立するまでは、幕府お抱えの宿館として城番を置いて管理していたとのこと。
で、水口藩政は二の丸御殿で行われていて、居城であるにもかかわらず本丸御殿は使用していなかったとな。しかも、家光の上洛以降使われてないと、、勿体無い!
また機会があったら、ゆっくり模擬櫓内の展示や二の丸跡の痕跡も見つけたいから、水口岡山城と合わせて攻城するかも。
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