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東海道53次を歩く 〜 坂下宿-土山宿-水口宿-石部宿 36.8km〜 [三重県亀山市][滋賀県甲賀市][滋賀県湖南市]
先日の台湾でのレースで知り合ったラン仲間が3月19日から半月かけて東海道53次踏破の挑戦をしているので応援に行ってきた。
東海道53次といえば、昔、サハラ仲間が運営していた東海道53次ウルトラマラニックで、2日間かけて吉原宿(静岡県富士市)〜 金谷宿(静岡県島田市)と府中宿(静岡県静岡市)〜 小田原宿(神奈川県小田原市)を歩いたことがある。私もいつか全行程踏破したいと思いつつ後回しになっている。
もっと早い段階で応援に行きたかったのだが、ここ最近はイベント参加のために大阪に行ったり、青森経由して九州に行ったりしていたため時間が作れず。
東海道53次の旅ももう終わりを迎えるこの日にようやく合流できた。
待ち合わせ場所は三重県亀山市の亀山駅だ。
駅には東海道53次踏破挑戦をしているジャックと、物資等のサポートをしているマイクが姿を現した。2人とも4デザーツレース経験者だ。(というか、そういう人じゃないとやらないよなぁ…)
マイクが運転する車で、前日にジャックが旅を終えた坂下宿の本陣跡へ向かう。この日の予定は、伊勢国(三重県)から鈴鹿峠を越えて、近江国(滋賀県)へ入る。
本日のスタート地点、坂下宿の本陣跡に到着。
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スタートしていきなり江戸時代の雰囲気を残す建物を見てテンションが上がる。
もう既に2週間近く東海道を走ったり歩いたりしているジャックは、
「そうそう、こんな感じで残っているところが結構あるんだよね。」
と、完全に見慣れた光景となっているようだ。
こういう道に入るとさらにテンションが上がる。このタイムスリップした感!
いよいよ鈴鹿峠を越えていくのか、ドキドキ。
上り基調になっていく、キタキタ鈴鹿峠。
ジャックはただ東海道を走るだけではなく、東海道周辺にある遺構などにも目を向け、楽しむ。
いいね!
ぶうぶう言いながら登っていると、
「阿里山(台湾)の登りに比べたら全然マシでしょ?」とジャック。
そうだ、確かにそうだ。あれはマジで鬼だった、主催者の鬼コース設定だった。
そんな話をしていると、鈴鹿峠を越えて目に飛び込んできたのが茶畑である。
うわー、なんかこれ既視感ありありやんけ。台湾でのレースの後、当分、茶畑は見たくないと言っていたのに、もう見ちゃったよ(笑)
お、なんかめちゃくちゃでかい灯籠あるぞ。
万人講常夜灯と言い、道中安全を祈願して、江戸時代に建立されたもの。旅人達の良い目印になったことでしょう。
鈴鹿峠を越えて近江国(滋賀県)に入り、ゆっくりと下り基調となる。ああ、閉店してかなりの時が経ったと思われる茶屋がある。ジビエ料理、、気になる。
滋賀県は甲賀市になるのだが、今まで「コウガ」だと思ってたよ!「コウカ」だったんだ、むっちゃ恥ずかしいわ。
近江国(滋賀県)に入ってから、あら?と思ったのが、案内板がいちいち親切丁寧なのだ。
蟹坂古戦場跡、まだまだ勉強することがあるなあ。知らなかった。
ん?高札がある。これは現存なんだろうか、よ、読めない。
隣の案内板を読んでみると、すぐそばにかかっている田村川橋について道中奉行所から出された規則が書かれているとのこと。
車でサポートしているマイクもここで合流。
桜の木の下で「疲れたよー」とおふざけポーズをしている(笑)
さて、田村川橋を渡る。
この橋ができる前はもう少し下ったとところに川の渡し場があったのだが、大水が出る度に溺れ死ぬ旅人が続出したので、その対応に宿場町の役人や住人が苦労したとか、また川止めも頻繁にあったので旅人達は困っていたそうな。
そういうわけで、東海道の道筋を変えて、出来たのがこの橋だと。いやあ、案内板からいろいろ情報が吸収できて楽しいわ。
土山宿に入ると、街道沿いの建物に油屋とか旅籠とか元々は何屋だったのか表札があるので見ていて面白い。
え?これ何を商いとしているの?と勉強不足でよくわからないものもある。
おお、一里塚跡なんて久しぶりに見たよ。
宿場っぽい雰囲気が出てきた。
うわー、森鴎外が泊まった旅籠だって!
東海道を歩き慣れてきたジャック、日本の文学も嗜むのでこの固有名詞が出てきたら、さすがにテンション上がるよね。
ということで、土屋宿の本陣跡に到着。
そして、土屋宿の問屋宅跡。
そもそも問屋って何するのよ?と案内板を読み耽ってしまった。
土屋宿本陣跡に先回りしていたマイクと合流。
明治天皇の記念碑を撮影するジャック。私もこの時まで知らなかったのだが、東海道には明治天皇が宿泊、休憩した場所には必ず記念碑がある。
そうか、江戸から明治に変わり、東京へ移る時に東海道を使ったってことか!
幕末に和宮様が将軍家へ降嫁し、江戸に向かった時は中山道を使っていたので、明治天皇もてっきり中山道かと思っていた。
いやあ、無知すぎた。
が、面白い。どんどんアップデートされる私。
さすが、甲賀市は飛び出し注意の案内板も甲賀忍者だぜ。
お、なんかすごそうなお寺がある。
不許○酒入山門とかある。
(○にあたる漢字がわからん)
ジャック曰く、酒飲んで寺に来るなってことじゃない?とさすが漢文読める男だ。
東海道を歩いていると、神社やお寺をよく見かける。最初の方はテンション上がって写真を撮っていたが、だんだん見慣れてしまって、余程のことがない限り写真を撮ることはなくなった。
茶摘み姫の飛び出し注意の案内板もある。
この辺はどうやら近江茶の名産地みたいだ。
野洲川沿いの桜が満開で美しい。
どんどん琵琶湖が近づいているのか、だんだん川幅が広くなってきている。
この近くのローソンでお昼休憩を取る。
ジャックは東海道の旅が始まってからというもの、お昼ご飯は時間がないため、コンビニで購入したファミチキなどで済ませているという。本日も然り。
そして、次の宿場、水口宿の本陣跡にまたもやマイクが先回りしていた。
本陣跡はこっちだよーと狭い路地まで連れて行かれる。
さて、旅は続く。
桔梗屋という桔梗紋の家屋を見つけたので、思わず写真撮影する。
すぐそばには高札場跡。いい感じで残ってます。
水口宿の案内所。山車のカラクリ時計が動いていないのが残念。
曳山のある町ってことで、収納する蔵もあります。
そして、三代将軍徳川家光が築かせた水口城跡があり、そこで先回りしていたマイクと合流し、本丸跡しか残っていない小規模の城郭なのでサクッと見学してきた。
これまでの道中で土山城、水口岡山城など東海道沿いに城址が点在しているのだが、山城だったりしてちょっと東海道から歩くのが面倒だなってことで割愛してきたのだが、水口城跡は東海道を城下に抱えていたので見学しやすかった。
旅は続く。
この見晴らしが良い通り、松並木はもうなかったけれど、桜並木が美しかった。
この日のゴール、石部宿ももうすぐだ。
と、戦国時代好きのジャックと私が異様にテンションが上がった瞬間が訪れる。
え?ちょっと待って?猿飛佐助って、あの?実在してたん?でもなんで近江なん?信濃じゃないの?真田十勇士だよね?後で調べるか。
佐助の生誕地となっている三雲城は山城なので今回は攻城断念。足が元気な時に(ちゃんと勉強してから)また来ることにする。
いやあ、ほんと桜が満開のいい時期にきたもんだ。
そして、51番目の宿場町、石部宿に突入する。京三条大橋まで約38.5kmとある。ジャックはその数字を感慨深げに見つめていた。
いよいよ、この日のゴール、石部宿本陣跡が近づいているんだなと実感する。
お?
本日のゴール、石部宿本陣跡!
思いっきり民家ってのがまた味があって良い。
ということで、ジャックと記念撮影。
ジャックとマイクのサイン入りの「東海道徒歩横断中」のゼッケンもらった。道中はずっとジャックと日本史(戦国時代)の話は当然ながら、日本の漫画や小説の作家の話、国際関係学、台湾の出生率、住宅事情などなどたくさん話した。道中は話のネタが尽きることなく、ただただ楽しかった。ジャックの鋭い質問にうまく答えられなかったこともしばしば….(汗)
世界中にできるだけたくさんの友達を作ること。
これが今の私にできる世界平和へのささやかな貢献だと思っている。
いやぁ、とにかくよく歩いた。
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いやあ、長い1日だった
この後はマイクが運転する車で、彼らが予約していたホテルのある米原まで向かった。ゴールしてから、琵琶湖沿いでどこか空いているところがあればと楽天トラベルやじゃらんを使って探してみるも全滅。めちゃ高い部屋しかない。
ということで、米原でジャック達と別れた後、電車で岐阜へ向かった。
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