GCSE受験まとめ③
今回は私のGCSE受験の時系列をまとめようと思います。
~入学
入学前に自分の取りたいGCSEの科目を選択します。
私は最初、理科はトリプルサイエンスを選択し、そのほかにEAL(英語の補習)、ダンス、歴史、地理を選択しました。
ただ学校が始まって1~2か月の間は、自分に合わない教科があると感じたら変更してもよいということだったので、EALが物足りないと感じた私は経済に変更しました。初めてのハーフターム(1週間のお休み)後に変更したので最初の一ヶ月間ぶんの授業の内容は自分で教科書を見て勉強しました。
入学〜1年目
入学すると一人一人の時間割が配られ、自分の選択した科目以外の授業は一切ありません。自分の授業に各自で行くという、日本の大学のようなスタイルでした。各クラスはだいたい10〜20人ほどの生徒数で、少人数制です。
英語と数学のクラスはレベル別に5クラスほどに分かれていました。
小テストやクイズのようなものは出されていましたが、中間/期末などの大きな試験は1年目の最後に一回しかありませんでした。
その成績は最終成績には全く関係ないので目安として受けるだけでした。
2年目(Year11)
2年目になってもテスト前のギリギリまで授業は続きます。
私の授業が終わったのは4月の終わり頃でした。それからはStudy Leaveといって授業は無く、自習勉強をするという期間が始まります。
先生たちは授業がなく時間があるので分からないところは先生の教室に行って質問などをしていました。それ以外は自分の部屋、図書館、空いている教室などを使って友達と勉強していました。
この期間は週3回の必修体育やクラブ活動は参加しなくても良かったので、リフレッシュだと思ってたまに行くくらいでした。なので人によっては全ての時間を勉強にあてている人もいました。
この頃は授業がないので制服を着なくてもよく、体育着を着てもいいという許可が出たのでジャージで一日中過ごしていました。
寮に泊まっていない通いのDay studentsは学校に来なくてもいいので、家にずっといる子たちもいました。
実技の試験もこの頃行われます。私はダンスのビデオ審査のために録画をしました。英語と歴史のコースワーク(研究論文)もこの頃に最終提出でした。
ほかにもアートやデザインなど、作品を作っている子たちはそれらを提出していました。
2年目 5・6月
いよいよGCSEの試験が始まります。実技のない教科は基本的にテストが2回に分けられて行われます。これらの試験はそれぞれ日にちが空いて行われます。同じ日に違う教科のテストが行われる場合もあります。
詳しい試験スケジュールはGCSE受験まとめ①をご覧ください。実際の私の試験の日程をカレンダーとして貼り付けてあります。
2ヶ月かけてテストが行われるので、精神的にとても疲れますし、テストが終わるたびにすぐに切り替えて他の教科の勉強をしなければならないので、一喜一憂している暇はありません。
連日テストが続くこともあれば1週間ほど間が開くこともあるので事前にテストの日程を確認し、勉強スケジュールを立てておくのがおすすめです。
最後のテストが終わる日が人によって違うのもきついです。私の最終テストは試験期間の中で一番最後(Further Maths、高等数学)だったので、周りのみんなが終わってお祝いしている中、一人勉強する必要があり辛かったです。
2年目、テスト後
テストが終わった後は学校が終わるまで数日あったので、お祝いのために友達の家にお泊まりに行ったり、ショッピングをしたりと、とにかく遊びまくりました。私は次の2年目(A-Level)、違う学校に転校する予定だったので最後の思い出作りでした。
一番楽しかった、というか、イギリスにいるなと思った経験は、試験に使ったノートを燃やしてBBQをしたことです。笑
GCSEの2年間はこれで終わり。後は結果を待つだけです。
8月25日(8月の第三木曜日)
毎年8月の第三木曜日に結果が学校から一斉に送られます。夏休みの間はできるだけGCSEのことは忘れるようにしていました。結果が出る時刻も、イギリス時間の午前8時、日本は午後4時なので、午前中は友達と遊んで一日中緊張しなくてもいいようにしていました。
4時少し前から家でパソコンを開いてメールを開いていました。
結局メールをもらったのは4時15分頃。
全ての教科の点数と9〜1の9段階評価の結果が載っています。
イギリスにいる子たちは学校に行って、結果の入った封筒をもらっているです。
結果に納得いかなかったら、リマークと言ってもう一度審査してもらうこともお願いできるようです。
実際私の友達もリマークをお願いしてグレードが上がっていました。
しかしリマークをして点数が下がることもたまにあるようなので要注意です。
点数が下がれば追加料金(各教科1万円ほど)がかかるので、本当に納得しない点数の時以外はお願いしないほうがいいのかも知れません。
最後に
このGCSEはとても独特な受験システムで最初はどう勉強していいのか分かりませんでした。新しい環境で初めて英語で授業を受けて、理解するのにとても時間がかかり、特に向こうの国語であるEnglishが一番難しかったです。
先生に何回もエッセイを書いては提出して添削してもらい、また書き直すの繰り返しでした。
今改めて2年間サポートしてくれた先生、友達に感謝です!
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