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EPQとは

こんにちは!今回はA-Levelの課程の生徒が選択できる追加の資格、EPQについて書こうと思います。


EPQとは?

EPQはExtended Project Qualificationの略で、A-levelに追加できる資格のことです。各自研究テーマを決め、5000語程度の論文または研究制作物(イベントの企画やアートなど)を提出します。また、プロジェクトを行う際に振り返りのレポートも毎週のように提出します。

EPQの目的

独立した研究プロジェクトを通じて批判的思考、研究スキル、論理的な文章構成能力を養うことを目的としています。研究の成果を発表する機会があり、これも評価の一部となります。

EPQのテーマ選択

自分の興味のあるテーマを自由に選択することができます。
学問的な内容だけでなく、実践的なプロジェクトも可能です。
私はFast fashionとSustainabilityについての研究をしました。

単位と評価

Aレベルの0.5科目分(ASレベル相当)の資格としてUCASポイントが付与され、A*からEまでのグレードがつきます。

EPQのメリット

  • スキルの向上: 批判的思考、リサーチスキル、アカデミックライティングの能力を伸ばすことができます。特にcitationなどの大学で必要とされるスキルを早めに学べたのはとても力になったと思います

  • 自己管理能力の向上 = 指導教員のサポートはありますが、基本的に自主的に研究を進める必要があるため、タイムマネジメント能力が鍛えられます。

  • 大学出願で有利になることがある = 大学によってはEPQでいい成績を出していると受験時に求められるグレードが一つ低くなったりします。特にリサーチスキルが求められる学問分野(例:医学、法学、経済学など)では、EPQの経験が大学出願時に評価されることがあります。

EPQの大変だったところ

  • 時間と労力 = A-levelの勉強や他の課外活動と並行して進める必要があるため、かなり時間が削られました。また自主的に進めるプロジェクトなので、計画的に進めないと締め切り前に追い詰められることもありました。

  • 大学の評価がまちまち = 大学によってはほとんどEPQを考慮しないこともありました。

  • 明確なテーマ選び = 興味のあるテーマを選べるのはメリットでもありますが、適切なテーマを見つけるのが難しく、途中で方向性を変えざるを得ないこともあります。また、あまりにも難しいテーマを選ぶと、研究がまとまらずに苦労することもあるのでテーマ決めが一番難しかったです。

EPQが実際に役立つかは人によると思います。EPQで身につけたリサーチスキルは大学でエッセイを書くときにとても役に立ちましたが、人によっては時間がかなり削られるのでA-Levelの勉強にもっと集中した方が良かったと後悔する人もいるかもしれません。

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