本を読む時間
こんにちは。
こちらは1月26日、日曜日お腹が空いてくる時間。
今日は小説を一冊読み、余韻に浸っている。
好んで読む小説のジャンルはミステリー。
毎回、物語の世界からなかなか抜け出せず、読み終わりはしばらく気持ちが沈む。
趣味として読書を選ぶきっかけとなったのは、
湊かなえさんの『告白』。
中学生のときに出会い、夢中で読み切った。
以来、後味の悪い「イヤミス」が癖になってしまった。
小説を読むという習慣は、両親から受け継いだもの。
父は朝、母は夜に本を読んでいたと記憶している。
2人とも分厚く、表紙も気味が悪い本を読んでいた。
おそらく、道尾秀介さんなどのホラーやミステリー小説だったと思われる。
小学生のときは不気味な書物を読む両親に、若干引いていたが、本を読んでいる姿は好きだった。
父はメガネをかけていて、目は小さかった。
視力がありえないほど悪く、レンズが厚かったからである。
私は、父の小さい目が好きだった。
本をすべる眼差しは優しく、本を愛する人の目をしていた。
私の顔は父に似ている。
本を好きになってから、よりいっそう似てきた。
今の私は本を読んでいるとき、父と同じ目をしているのだろうか。
そうならば少し、うれしいと思う。