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【#3】起立性調節障害と診断された話。

起立性調節障害を診断された話。
今回は私の身体の症状と、対策を簡単にまとめました。

○起立性調節障害の症状に悩んでいる方
○似たような症状(病名は別)を抱えている方
○何かしらのハンデを抱えている方

はじめて起立性調節障害の症状がでたときの体験談は【#1】としてまとめている。

診断に至るまでの検査については【#2】にまとめている。


【#2】でも書いているが、起立性調節障害にはいくつかのタイプがある。
人によって症状の出方や重さが変わってくるので、ここで挙げる対策は、己の身体と少しでも仲良く付き合っていくための一助とするくらいに留めてほしい。


◎「低血圧」対策

私がかなり困っている症状の主だったものが「低血圧」である。
普段の血圧が、90/60mmHgくらいである。

年齢や性別にもよるが、血圧の平均値は、120/70mmHgほどである。

通常の血圧もやや低いが、意識を失って倒れたときの血圧は60/30mmHgだった(と、言われた。)
私の場合、立っているときに足に下がった血を、心臓が持ち上げることができず、脳に血液が足りなくなるのだそうだ。

右のような状態

心臓や脳に血液が足りなくなった結果、動悸や立ちくらみが起こり、意識を失うというメカニズムである。
私は立ち止まっていると、15分〜20分で限界がくる。
そのため、私は日中のお出かけでは着圧ソックスを履いている。

[メディキュット クイックリフレショート]

腰までのタイプのものは低血圧対策には逆効果だったため、ふくらはぎだけのものを履いている。
本来は足のむくみを改善するためのものだが、これを履き始めてから、かなり行動時間が伸びたので、とてもおすすめ。薬局で2000円ほどで購入できる。

低血圧の対策では「着圧ソックス」がいちばん効果があったように思う。
そのほか…
・よく寝る(寝不足はどんな病気にもよくない!)
・手のひらのマッサージをする
・立っている時間がないようにする(電車ではできるだけ座るようにする)
・エレベーターを使うようにする

私は障害を診断されているか、ヘルプマークを持っているかどうかに関わらず、公共機関は積極的に、自分本位に使っていいと思っている。
日本の中学校や高校では、認められる事情がなければエレベーターを使えないところがほとんどなのではないかと思う。
同じような症状で悩んでいる人は、遠慮せずに使ってほしい、と言ってもそうはいかないようになっている。

この問題を解決するためにも、辛い症状で悩んでいる人には、障害の診断を受けてほしい。
自分の身体・精神状態に名前がつく安心感はもちろん、他人に示し認められるためには、やはり病名が必要である。
(【#2】で具体的な検査をまとめています)

「人に認められなければ公共機関を使えない」という構造はいかがなものかと思うが、それを変えることは難しい。

結局のところ、外から見えない障害は理解を得にくい。
(内的な障害を見える形にしたのがヘルプマークである)
優先座席に座る権利はすべての人にある。席を譲るか譲らないかは自分で決めてよい。
年齢が若いからといって真っ先に席を譲らなくてもよいのである。

また、ヘルプマークを持っているかどうかに関係なく、席を譲ってほしいときは声をかけられるように練習をしておこうと思う。
常に譲られる側だと思い込んでしまうのも、問題である。

終わり方が分からなくなってしまったので、今回はこのあたりで…
ありがとうございました。


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