大人になるということ
何を書きたいわけでもない。
ただ、自分の中では閉じ込めておけない感情を吐き出したい。
わたしは誰かを守れるような嘘をつけない弱い人間だ。
自分が結局一番可愛い人間だ。
それが人間の本質なのだと思う。
自分の中の本性を知ってしまった時、
恐怖を感じる。
今までの私は表面的で、社会生活をする上での仮面を被った自分だったのだと。
だけど、罪悪感を感じるということは
まだまだドロドロした本性を認めれず、
悪人になりきれない保守的な中途半端な人間なのかもしれない。
映画の悪役や、何かしらの過ちを犯して炎上してしまう人たち。
みんなその人達を一緒くたに
ひどい、人の心はないのかと批判するだろう。
もちろんそれは当然の考えである。
しかし、他人の目や評価を気にしないほど、
悪人になれるその勇気はすごいと思う。
無論、彼らは素でやっているかもしれないが。
善人の心が中途半端の場合、その善人の心は
必要なのか。
中途半端なら一層のこと悪人になった方がマシなのではないか。
無駄に傷付かずに済むのではないか。
自分の中のポリシーと相反する行動をした時、
自分のことを嫌いになり
幸せから程遠くなるのだろうか。
そんな考えが私の中で彷徨っては
ため息が漏れる。
それでも負けずに生きなきゃと
静かなる覚悟を決めて。
きっと大人になるとはそういうことなのだろう。