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子宮に沈める
子宮に沈める、という映画の元ネタと言われる2児餓死事件の投稿が昨晩エックスを見ていたら流れてきました。
元々映画のタイトルだけは知っていましたが、タイトルから恐らく虐待描写の映画だろうとわかっていたので辛い気持ちになるのが嫌で映画は見ていません。
もうすぐ24時間経つのだけど、あまりにも衝撃的でショッキングな内容だったので、一日中頭の中から離れませんでした。
約1ヶ月、自宅に閉じ込められたまま水もご飯も与えられず最期を過ごした1歳と3歳の小さな小さなかけがえのない命。
冷蔵庫には沢山の指紋。
からっぽになっていた調味料。
生ゴミや排泄物まで食べて過ごした日々。
辛い。辛すぎる。
なぜこんなことに。
この子供たちがこのお母さんの元に産まれてきたその意味は?
祖父母や行政は何をしていた?
なぜ子供を助けられなかった?
なぜお母さんを助けられなかった?
辛い気持ちと同時になぜ、の気持ちが頭の中を渦巻いて止まりません。
私の息子は今1歳10ヶ月で、おそらくこの事件の下の子とちょうと同じくらいだと思います。
こういう虐待死の事件をニュースなどで見ると、必ず亡くなった子供の名前が画面に映りますが、その時にいつも思うんです。
この子供も母親に愛された時間はあったはず。名前という初めてのプレゼントももらい、何らかの素敵な意味も込めてつけられた名前のはず。
日常的に愛を向けていなくても、初めて笑った日や、初めて寝返りが出来たり、初めて歩くことができた日とか、そんな特別な日は、母親も手を叩いて喜び子供に笑顔を向けたはず。そんな愛おしい時間も、少なからずあったはず。
それなのに。
そんな時間さえも忘れてしまう。
忘れてしまうほど育児が辛くて頑張れないお母さんがこの世に沢山いる。
それを周りにも誰にも打ち明けられない母親がいる。
そしてその先には、1人ではどう頑張っても生きていけない子供がいる。
どんなにひどい親でも、その親にすがるしか生きていく道はない子供たち。
なぜ助けられないんだろう。
どうしたらそんなお母さんと子供達を助けられるのだろう。
自分はただ辛いと喚き、
何も手助けすることができない。
なんて無力なんだろう。
この記事を書いている今この瞬間も、この世のどこかで辛く暗い夜を過ごす母親と子供がいるという現実。
自分が生きるリアルの世界では見たことも聞いたこともないから、まるでドラマや映画の中の作り話のような世界だけど、現実にその残酷な世界に生きる子供がいる。
その現実を不意に突きつけられ、
今日は一日中頭の中が混乱していました。
どうしよう。
この記事の終わり方がわからない。
とにかく頭の中を整理したくて。
自分の心に強く残ったエックスの投稿。
とにかく忘れない、ということだけが今私にできることなのかもしれない。