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開業を目指すきっかけと構想

最近お話をさせていただいたkenohiのひかるさんが日々のカフェ運営についてnoteを書いていました。
私も将来のために少しずつnoteを書いていきたく始めました。

1.お店開業を目指したきっかけ

お店を開きたいなと思ったのは高校生の頃。
見出しに「きっかけ」って書いたけど、特にこれといったきっかけはないです。
覚えているのは、昼間の、陽が少しだけ差し込んだ、あたたかい教室の後ろの席に座って「あー、パン屋さんやりたいなあ」って思ったことぐらいです。

なんとなく、当時の最寄駅にパン屋さんしかなくてずっと通ってて、そこから「こういう空間つくってみたいな」と思ったのがきっかけのような気がするけど、あんまり覚えてないです。

この「あー、パン屋さんやりたいなあ」と思った日を境に、周りの友達や塾の先生に「将来パン屋さんやる」って言いまくり始めた気がします。

2.高校から大学までの「頭の中にあるお店の理想像」変化

高校から考え始めた「お店(パン屋さん)開業」の夢は、歳を重ねるごとに少しずつ変化してきています。

①高校の頃(大体3年間)
高校の頃は漠然と「パン屋さんやりたい」と思っていたので、頭の中で思い描いていた理想像は【The パン屋さん】でした。
お店に入るとパンがずらーっと並んでいて、ちょっと奥に1〜2席ぐらいイートインコーナーがあって、お会計するところがあって、こじんまりした、どちらかというとテイクアウトがメインの、まちの小さなパン屋さんを開きたいと思っていました。
ただ、はっきりした理想像は描けていなくてぼやーっとした「こんなんかなあ」ぐらい。友達に話す時も「パン屋さんやりたいなあ」ぐらい、抽象的なことしか話せていなかったです。

②大学の頃
大学に入ってから、どんどん理想像が変化して明確になっていったので、当時のメモを元に書いていきます。

✴︎大学1年生
大学1年生の夏にかいた日記に、こんなメモが残っていました。

「将来の目標はわりといなかの場所で地元の人に愛されるようなパン屋を開くこと。大きくて有名にならなくてもいいから、その土地の人がたくさん来てくれて、その人たちとのコミュニティの輪が広がればいいと思っている」

だいぶ偉そうな文章だなと、読み返して思いました。
大学1年生の頃は、高校生の自分と比較して、「場所のイメージ」と「お店に来てくれるお客さんのイメージ」が少し具体化してきました。
高校生の頃は抽象的なお店の内部空間とそこで働く自分しかイメージになかったので、お店の立地と来てくれる方がイメージできるようになったのは、少し進歩してるなーと今になって思います。

✴︎大学2~3年生
ここらへんの時期に、「パン屋さん」が【音楽ができるパン屋さん】に変化しました。
ふと、「音楽が気軽にできる場所あったらいいなあ」と思い始め、「それならパン屋さんと音楽くっつけたらいいんじゃないか」と考えました。
私は中学から大学まで吹奏楽を続けていて、大学2年か3年のときに「そういえば、気軽に演奏できるスペースってないよなあ」と思っていました。
「お店に来た人はまずパンを買う」「そのあと近くのテーブルに座ってぼんやり音楽をきく」という【パンを買いに来たお客さんの行動】と、
「ちょっと演奏したいけど、演奏できる場所がない」「でも、場所を借りられるほど予算がない」という思いを持った人たちが「定額制かわかんないけど、音楽演奏できるサービスを利用して自分のお店で演奏して、次の演奏会の宣伝にもなると喜んでくれる」という【演奏をしに来たお客さんの行動】が明確にイメージされ、この頃から理想像がかなり明確になりました。

✴︎大学4年生
この頃は、【音楽ができるパン屋さん】という理想像はブレずに、お店の空間やどういう居心地の良さを提供するかという「内部空間」の具体化が進みました。
大学3年あたりから、いろんなパン屋さんをめぐる「パン屋巡り」にハマっていたので、いろんなお店の空間を見ていました。
「木造だとあったかい雰囲気がして好きだなー」とか「ここのパン屋さんは声が飛び交っていた雰囲気明るいな」とか・・・
私がこの頃思い描いていた理想像は以下の通りです。

【立地】
・千葉に建てたい
・静かで、海が見える
・緑が多い
【お店の外観】
・木造
・広めで、外にテラスもある
・小さな庭もあって、季節の草花が育っている
【お店の空間】
・全体的にウッド調
・電気はオレンジ色で、あたたかい雰囲気
・イートインスペースは5~6席ほど
・角の窓近くに演奏スペースがあり、その周りに席がある
・パンはディスプレイに並んでいる
・厨房が見える(憧れのパン屋さんは全部その形式だったからだと思う)
・歩くと、床がちょっとぎしぎし言う
・窓から海と緑が見える

内部空間の箇条書き数が多いのは、「空間デザイン」みたいな、どういう場所を自分が実現したいのかをずっと考えていたからです。
だから建築の基礎授業とか、空間デザインの授業とったり、パン屋さん行っても空間の雰囲気ばっかり見てました。

大学の頃は【パン屋さん】から【音楽ができるパン屋さん】に夢が変化した、大事な転換期でした。

3.いまの頭の中にある理想像

今は、社会人2年目になりました。大学卒業から1年が経過しましたが、今も大学の頃と変わらず【音楽ができるパン屋さん】が理想像です。
だけど、つい半年前ぐらいから、もう一つの軸ができました。

パン × 音楽 × 夢

これが、今のわたしのお店の理想像です。
「パン」と「音楽」は高校から大学の頃思い描いていた理想像と同じです。
社会人になってからできた新しい軸は「夢」です。

自分が「パン屋さん」というお店開業の夢を持ってから、いろんな人に一方的に夢を話まくっていました。
いろんな人と話すうちに「お互いに将来やってみたいこと」を話す機会が増えた気がします。

そうすると、だんだん「自分がやりたいことを、どんなに小さなことでも実現できる場所」をつくりたいなと思い始めるようになりました。
例えば、絵を描くのが好きな人が、私が開業したお店の壁を利用して絵を描いてみる、それが私のお店の内部空間もつくり、いろんな人の目に触れるきっかけとなる(一種のギャラリーみたいなイメージ・・・?)とか、
例えば、裁縫が好きな人が、雑貨や服をつくって、私のお店で展示したり売ってみる、それを誰かが買って、小さなサイクルがうまれる・・・とか。

いろんな人の特技ややりたいことを聞いていくうちに「自分のお店で実現してくれたら、素敵だなー」と思うようになりました。


だから、大学の頃あれだけ内部空間を頭の中で作り込んでいましたが、今は「余白」を実現したいと思っています。
わたしは建築をきちんと学んだことがないのでわからないですが、いろんな人の「小さな夢」が実現できるように、あえてお店の中に「余白」や足りないところを増やして、お客さんと一緒につくるお店を実現したいと考えています。

現時点でのわたしの頭の中の「理想のお店」キーワードは、

✴︎ パン × 音楽 × 夢
✴︎ 「余白」

の2つです。

これから1つずつ深掘りしていければと思います。

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