「拝啓ジュリエット様」

音楽理論は、最終的に美しくて心地よいフラクタル構造を、音の上に作るためのものだと思う。当然、音楽でカオスを作ろうとしてる人がフラクタル構造を必要としないのは当たり前なのだが。

1年に1回は時折、X上で「音楽理論無用論」
が起こる。

ただ、そういう声が起こるのは、そんなカオスとフラクタルの対決の事ばかりではない。

正直言うが、今の日本の音楽には「音楽の物語を作る教育が欠落している」っていう問題が存在しているようだ。今の音楽に致命的な違和感を感じてる人が増えてきたのは、そのせいだろう。

その理論は「古典音楽」の側に眠ってる

それを欠けば、音楽は数理な音楽の羅列でしかない。残念だが、明治時代に輸入された音楽理論は、壮大な音楽の歴史の叡智の前提が欠落してる。

言わば「現代の言葉で、相手に失礼のないビジネスレターを書く書き方」で「ラブレター」を書いている
ようなものに近くなる。

それが、どんな結果を生むか。
AIにラブレター書かせてみれば分かろう

件名: 深く尊敬申し上げるジュリエット様へ

拝啓 ジュリエット様、 お忙しい中、私からのご連絡を差し上げること、 何卒ご容赦いただければ幸いです。

このたび、私の胸中に秘めたる思いをどうしてもお伝えしたく、筆を取らせていただきました次第です。日々の業務に従事する中で、私の心は常にあなた様のお姿を求めております。

まるで、ビジネスの成功を求めるように、私はあなた様の微笑みと優雅な存在感に魅了され続けております。

この気持ちは一時のものではなく、むしろますます強まっており、遂には抑えきれぬものとなっております。

ジュリエット様のご存在は、 私にとって何よりのインスピレーションであり、 あたかも企業が成長を遂げるように、私の愛も日々深まっております。

この想いが、ジュリエット様の心にも届き、共に未来を築き上げることができればと切に願っております。

何卒、私の気持ちを汲み取っていただけますと幸いに存じます。

末筆ながら、貴殿の益々のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。

敬具 ロミオより

・・・こんな手紙もらったら、実際どうしていいか分からないだろう。
お気持ちは分かりましたが。

ある人の演奏を聴いて「上手いけど・・・」って言われてそれっきりになる原因

学校では教えてくれない。教えられない。
それは、まだ、日本でほとんど知られていない。

まだ、音楽には未来も学びの余地もある。

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