お酒メモ13:アマレットジンジャー(カクテル)
ふらっと仕事帰りに立ち寄った成城石井で、素敵なものを見つけた。それがこれ↓
アマレットリキュールの『ディサローノ』。友達の店で飲んだアマレット・ジンジャーが印象的だったから自分で作ってみようという気になった。アマレットとは、ビターアーモンド(あんずの核)とバニラビーンズから抽出したエッセンスや、香草などを使用したイタリアのリキュール。命名理由は、アーモンドに似た風味であることなのか、イタリアミラノの菓子「アマレッティ」に香りが似ていたらか、いろいろある。
アーモンドと聞くと素焼きのナッツの方を想像しちゃうと思うけど、味的には杏仁の方を想像してほしい。あの杏仁豆腐の杏仁。
由来
このディサローノ、誕生物語がとても良い。
時代はイタリア、ルネサンス時代の1525年。あの「最後の晩餐」で有名なレオナルド・ダヴィンチの弟子でもあるベルナルディーノ・ルイーニという画家がいた。彼は仕事で教会でマリアを描いていた。彼の泊まっている宿の女主人の信仰心や、その美しさに魅せられ恋に落ちた彼は、女主人をモデルにマリアを描き上げた。そのお返しとして、女主人があんずの核をブランデーにつけて作った酒をルイーニに贈った。これがディサローノの原形。
簡潔にいうと、画家と、宿屋の女主人との恋がきっかけに生まれた酒で、だからアマレットは愛の印とよく言われている。
レシピ
グラスに氷を入れて、ジンジャーエールと1:1で割ってみた。生姜感満載の、高いジンジャーエールを買っちゃったせいで、アマレットの甘さとマッチせず大失敗した。あとアマレットとジンジャーエール1:3くらいでちょうど良かったんじゃないかな。ジンジャーエールは生姜の主張が激しくないもの、あとはジンジャーの比率多めが良いかも。ちなみに瓶のウィルキンソンのやつが合うらしい。値段が張るジンジャーを買えば良いってわけじゃ無いんだね。
ウイスキーとアマレット3:1で『ゴッドファーザー』、ウイスキーをウォッカに変えるとゴッドマザーができるよ。