金相場(ゴールド)について
アメリカとイランの対立で、ゴールドの値上がりがすごい。1オンス=1600ドルは7年ぶりの高値。これを機にゴールドについて軽くまとめようと思う。
ポイントは2つ。
・短期で見るなら、「状勢の激化と緩和」を使う。
・長期で見るなら、「実質利回り」を見る。
短期(数時間、数日、数週間の)トレード
昔は金本位制って制度だったよね?金で通貨の交換比率を設定してた。金自体の価値ってそんなに変化しにくいのよ。だから言い換えると金はインフレに強い。あと金鉱山によって違いはあるんだけど、金1オンスを採掘するのにかかるコストは平均1000〜1200ドルかかる。だから最低でもそれくらいの値段は保証されるし、底抜けしないと言われる理由がよく分かる。そんなこんなで本来金は「守りの通貨」って言われたりする。
さて、突然日本とアメリカが戦争になったとしよう。そうすると、日本円の価値や米ドルの価値はどうなる?そう、下がるんです。国がダメージを受ける確率が非常に高いし、崩壊するかも知れんし、経済回らなくなるかも知れんし、そんな理由とかで。まあ信用が下がるわけですわ。となると、日本円で貯金してるとどうなる?額面の数字的に変化はないけど、目減りしちゃうんです!あれま!
だから、人々は金を買いたがる。需要が増えるもんだから値段も上がる。値段がある程度上がってもほしいから。そこに投機的なプレーヤーたちも入ってきて値段を吊り上げる。
こんな感じが、「有事の金買い」といわれるものの説明。今回で言うと、アメリカという世界経済の中心が戦争するかもしれないとなってる。だから金の価格が上昇してるのです。
長期トレードの場合
「実質利回り」は、簡単にいうと国債の利回りからインフレ率を考慮したもの。国債と利回り?例えば「日本国債」なら日本が発行する債権(借金)のこと。国家予算組んで、足りない分を補おうってことだね。証券会社とか銀行で買えるよ。あと利回りは、例えば100万円分の国債を買ってると年で1万くれますよ、って時の利回りは1%で、この1%が利回りのこと。利回りが高ければ利益率が高い。
国が発行してるくらいだから、リスクが低い。利回りが高い時は、配当とかをくれなかったり金利が低い金融商品は人気がなくなる。
はい、気付いてる人がいると思うけど、金と実質利回りは反比例の関係にある。国に何か問題がある時とか不景気の時って利回りは低くなる。問題があるときは金の値段があがる。例外や考慮しなくちゃいけないことはあるんだけど、とりあえずこの2つは強めの相関関係がある。金相場が大幅に上昇するときは、実質利回りが逆方向に動きがち。だから、長期的な目線で見るときは利回りを見ようねということだ。
まとめ
情緒不安定な文体になったので分かりづらかったら申し訳ないです。ゴールドいつショートしそびれた感あるな…
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