本の感想1『〜これからを生きるための無敵の〜お金の話』ひろゆき

ネット掲示板「2ちゃんねる」の管理人であり、ニコニコ動画をつくってきたというこれだけでもとんでもない人物「ひろゆき」。そんな彼が、お金に対する考え方を教えてくれるという貴重なもの。

勉強になる考え方、知識を一部抜粋、紹介する。

実は「安心」がほしい人びと

人々がほしいものって、「お金」ではなく「安心」なのでは?たとえば「ふつうに生活できる一定の金額を毎月あげる」と言われたとき、さらにお金が欲しい(働きたい)と考える人はどれだけいるのか?あんまりいないよね。

見方を変えると、ご飯が食べれない、家賃が払えない、老後にまともに生活できないかも、とかいうのはお金が欲しいというよりも、「不安を解消したい」という思いから来ている。

人がお金がなくてストレスや不安を感じてしまうのって、お金が生活や労働というものに直結してるから。ほんとうは、物事や欲求を解決する手段の多くが「お金」なのであって、「不安が解決された状態」であれば、お金自体はそこまで重要なわけではない。

これを知った今、少しお金から解放された気がした。全てはお金のためではなく、安心であったり、楽しさなどが目的で、お金そのものでない。

社会では一般的に労働=お金、と結びついているせいで、多くの人は労働に縛られてしまっているとも言えるな。逆に。

ベーシックインカムはどうか?

ベーシックインカム(BI)は社会保障の考え方の一種で、簡潔に言うと

「毎月、無条件に、個人に数万円が配られるという制度」みたいな感じ。

BIは実際に世界中で多くの人に支持、検討されていて、資本主義の限界を打開してくれるとして注目されている。日本でいうと8万円が妥当な額と言われてて、これは実現されれば、かなりワクワクする。

さっきの話にも繋がるけど、BIによって人々がお金や労働の苦しみから解放されることにも大きく貢献してくれそう。

BIの期待される効果としては、労働環境が改善されること。無理に働きたくない人は一気に仕事を辞める。精神的、肉体的にきついブラック企業に居続ける必要がなくなる。だから人(労働者)を集めたければ待遇を良くする必要がでてくる。

ほかにも、法に縛られたり、慣習的にといった理由で首が切れない無能な老害たちをクビにすることもできる。あるいは、使えない若手を解雇もできる。会社が個人の生活を保証する必要が薄くなるから。それによって本来力を発揮するべき若い優秀な人たちが活躍、成長できたりと、企業としても生産性が上がる。

むしろ、それができずにどんどん閉鎖し、生産性が上がらない状態なのが日本。

ブラック企業や、本来社会にとっていらない会社がなくなる。人が労働から解放される。好きなことができる。ボランティアもできる。創造的なことができる。みんなハッピー。

これがベーシックインカム。(財源とか、問題は多々あり)日本にもBIを掲げてる政党いなかったっけ?

テレビCMの話

19時などのゴールデンタイムに30秒のCMを流すためには、1000万円、2000万円というお金がかかる。

しかし最近スマホやタブレットなどで映像を見たりと、SNSなどから情報を手に入れたり動画を見たらという時代になった。それによってCMの広告効果はかつてのように期待できなくなってきているのではないか?

そして、それってお金の使い道としてどうだろう?

解決策?新しい方針?として例えば、CM代のはずだった2000万円で車イスを100台ほど買う。

「テレビ局にお金を払って、スポンサーです。」よりも、困っている人や場所に車椅子というモノを提供し、

「日本中の車イスはこの会社の提供があるので、誰も買う必要はないし、困りません。」というほうが会社の宣伝になるし、より良いお金、モノの回り方なのでは?とひろゆきさんは言う。

これは一例として挙げたにすぎないから何も車椅子に限った話でなくて、

「困っていることを解決or人助け ✖ 広告」

のような仕組み、考え方が素晴らしいということを伝えたい。広がってほしい。実際にこういう活動すればTwitterとかでバズるだろうから企業イメージを良くする広告としては良さそうだよね。(短絡的)


ちょっとズレるけど世界のお金持ちは、とんでもない額を「寄付」する人が多い。意図してかしないでか分からんが、それによって良い印象を持たれたり人々に賞賛されたりと、結果的に本人の「信用」を上げることに役立っている。(信用は人間の最大級の武器説多いよね)  

人助けとかの方が、広告料払うよりもやる側の気持ちも明るくなれる。

恋人を簡単に作るには?

彼女を作る(モテる)には

・服のセンスを上げる・整形してイケメンになる・お金持ちになる・会話のテクをあげる、などといった「質を上げるという戦い方」と

・女の人が余っている場所に行く、といった「マーケットに合わせた戦い方」の二種類がある。そして、大抵うまくいきやすいのは、後者。

女性ばっかりの職場や、看護学校の女性など、「とりあえず彼氏がほしい」みたいな人が何人かはいるわけだ。これと一緒でお金を稼ぎたければ、まずマーケットを見つけてそれに合わせたコンテンツを作った方がより簡単に成功できる。

すでに出来上がってる市場でナンバーワンになるのと、新しい市場でオンリーワンになるのだと、難易度が違う。これらの考え方はお金以外でも応用できそう。

お金は払う相手を選ばないと逆効果

ホームレスは身なりがひどいほど人々からお金を貰えるって雑学、想像できるわ。

シャーロックホームズの短編にもあったが、物乞いはかわいそうに演じれば演じるほど人からお金を集められる。実話で悲惨な例では、子供の腕を切ってしまう親がいるというやつがある。

大人<子供、子供<腕がない子供

という感じで、よりお金を集められる。

このように、働かなくても悲惨な方がお金をもらえる→悲惨な方を目指す競争が生まれる、という社会悪が存在する。

お金のあげ方、払い方、投資先も考えようと。

まとめ、あとがき

ひろゆきさん、好きだわ。尊敬って言葉があまり好きじゃないけど、尊敬する。テレビに出演してテレビをディスった話もおもろい。

お金=労働っていうのから抜け出せるといいなぁ。




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