チョンダラーの歴史
チョンダラーは、沖縄の伝統芸能であるエイサーで観客を盛り上げたり、隊列を整えたりする演者のことを指し、その歴史は次のとおりです。
明治初期頃まで、首里を拠点に那覇や中・南部方面で人形芝居などの芸を演じていた京都からの芸人団を指していました。
近世初期に、美しい妻を領主に奪われ息子とともに京都を追われ沖縄に流れ着いた京太郎の一行が、琉球王から仏教を広めることを許されたという伝説が語り継がれています。
明治末期に、首里の寒川芝居から沖縄の宜野座村や泡瀬に芸能が伝わりました。
エイサーでは、エイサーを熟知した年長者やリーダーがチョンダラーを務めることが多く、観客を笑わせたり盛り上げたり、演舞を進行したり、踊り手を鼓舞したり、隊列を整えたりといった役割を担います。
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