僕ならこうする,しゅくだいやる気ペン.

先週,ほぼ日の生活のたのしみ展にて,話題のコクヨさんのしゅくだいやる気ペンを体験させていただきました.

めっちゃスキ!とそのときは感動したんですが,少し時間をあけると疑問がちらほら.僕ならこうするのにという思いがむくむく.今更質問する訳にもいかず,かといってそのまま忘れるのも勿体無く感じて,ちょっとnoteに書いておくことにしました.

回り回ってコクヨさんに読んでもらえれば.こんな感想もあるんだなと思っていただければ最高です.学生がなにを言っているんだという感じですが.届けこの思い!

しゅくだいやる気ペンとは

しゅくだいやる気ペンとは,コクヨさんが開発中の,「宿題をやりたくない子とそのお父さんお母さんのためのIoT文具」.鉛筆に装着して使用します.しゅくだいやる気ペンを使って勉強すると,書いた量に応じてペンにやる気パワーが溜まります.そして専用のスマートフォンアプリを起動してペンを傾ける(やる気を注ぐ)とアプリ内のやる木がぐんぐん育ちます.また,やる木の成長に合わせて果物がゲットできます.面白い!

面白いと思ったポイント


コンセプトがめちゃいい

親のためじゃなく,子どもと親のための製品というところがとても素敵だと思います.単純にログを取って,グラフとして表示するということも可能だけれど,それだと監視されてる感が強くなっちゃって子ども側が面白くない.子どもが勉強することのきっかけになることを優先している点がすごく面白いなと思いました.あと,実際書いた量とアプリの連携は意外になかったかも.

貯めたやる気を注ぐという作業が新鮮

これは使って一番実感したことなんですけど,ペンを傾けるとアプリ内で水(やる気)が注がれるという流れが思いのほか気持ちいい.マジックをしているような感覚になります.プロトタイプなので精度はよくなかったけれど,精度が上がれば癖になりそう.


ちょっと気になるポイント


なぜ木を育てるの?

「木を育てること」,「果物をゲットすること」に子どもがどこまで夢中になれるのかなとちょっと疑問に思いました.なんで「勇者が戦う」とか「キャラクターを育てる」とかではなく,「木を育てる」なんだろう.多分「やる気」と「やる木」を掛けてのことだと思うし,キャッチーで大人は惹かれるんだけれど.子どもがどこまで惹かれるのかなと気になりました.

注ぐという動作が飽きそう

注ぐというのは体験として面白い.癖になりそう.だけれど,毎日使うような製品だからさすがに飽きそうな気がしました.注ぐという動作は工夫するポイントがなくて,そのうち面倒な作業のようになってしまいそうだなと思います.

僕ならこうする,やる気ペン.

やる木ではなく,やる気ロケットに

僕なら,ロケットを飛ばしてその高さを競うようなゲームにします.高さに応じて雲を突き抜けたり,宇宙に出たり,宇宙人に遭遇したりすると面白いと思います.

一定の高さに到達するとバッチがもらえたり,累計の高さに応じてエンジンを買えたりできると継続して使いたくもなるかも.なにより個人的に,やる気を爆発させることで宇宙に飛び出すってワクワクします.

「注ぐ」ではなく「振る」に

「注ぐ」という動作ではなく,「制限時間中振り続ける」という動作にします.そして,勉強した量×振った量に応じてスコアが伸びるようにします.こうすれば振ることにも工夫するポイントが出てくるので,単純作業のようにならないと思います.

スマホゲームの課金のようにあまり勉強しなくてもすごいスコアは出せるけれど,勉強すればするほどもっといいスコアが出せるというようにしたいです.

友だちと競えるように

学校で友だちとスコアが競えるようにしたいです.そのためにペンの側面に「昨日のスコア 〇〇m」などスコアを表示するようにします.ペンに表示なら学校に持ち寄って友だちと比較して楽しめるはず.

勉強するのはもちろん,「こう振ればスコアが伸びやすいよ」とかみんなで工夫して楽しんでもらえればいいなあと思います.

なんと現在クラウドファンディング中!

しゅくだいやる気ペン,なんとクラウドファンディング中でした.僕も支援をしようと思います.僕には子どもがいないので,ひみつの企画会議に参加できず非常に残念.

僕はキャラが好きなのでやる気族ノートをもらおうと思います.研究ノートにします.研究やる気族になりたい!



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