電子書籍はいつまで本なのか

また1週間が始まったがそこまで憂鬱じゃない。たぶん研修期間だから。特に責任もないし、グループワークをしてたら1日が終わっている。勉強してお金もらえるなんてありがたい。大学にいた頃の方がずっと辛かっ

インターン先の本屋では毎晩トークショーをやっていている。昨日は「本の拡張」がテーマだった。業務をしながら少し聞いていたけれど、興味深かったのは「実用書は電子書籍で買って、装丁とか含めて物として持っておきたいものをハードで買う」という参加者の方の話。よく聞く話だけど参加者の方の多数がそういう考えらしく、東京は電子書籍がもっと進んでいるのかと思っていただけに意外だった。

音楽がSpotifyやApple Musicの影響で曲の長さや編曲が変わったり、アルバムとしての価値が薄くなってシングルでどんどん出すみたいなアーティストが現れたりしてる中、電子書籍はいつまで本なんだろう。もしかしたらnoteの有料記事が新しい本の1つかもしれないけれど、それだけだとちょっとつまらない。「物として持っておきたい」みたいなものは音楽にも当てはまるはずだけど、音楽ではサブスクがCDよりずっと普及している。電子書籍がもっと良くなっていけば、もしかしたら本よりずっと売れるようになるのだろうか。良くなる方向性は別に本に近づけるということではなくていいと思う。Audibleのような。そういえばflierも本と言えるかも。読書YouTuberも人気が出てきている。意識していないだけでハードとしての変化してきているのかもしれない。今は物としての本の補足的なサービスという印象があるけれど、そのうちこれらが本と呼ばれるようになるだろうか。

内容の変化だと、ネット記事では有料で買う文化が出てきて瞬間的なバズる記事から長期的に読まれる記事にシフトしつつあるらしい。個人的にまだ実感としてはあまりないけれど。音楽の変化に近いかもしれない。ハードの変化に対応する形で変わっていくらしい。ただケータイ小説やラノベの登場はハードの変化というより内容が先だった気がする。内容に合わせて電子書籍の仕様が変わることもあるのかも。

以下、余談

昨日は夜にインターンが入っていたので、それまでの間原宿であったフェミニズム的なイベントに行こうと思っていた(フェミニズム的なイベントという言い方はトゲがあってちょっと正確ではない気もする)。入り口まで行って気づいたが入場にはサービスの有料会員になる必要があるらしい。入会することも考えたけれどサービスが明らかに女性をターゲットにしていた。「お呼びじゃないんだな」とやるせない気持ちになりそそくさと立ち去った。会員1ヶ月分と同じ入場料で、「1ヶ月分の会員無料特典が付きます」だったらハードルが下がって入りやすかったのにな。Twitterには「男性もどうぞ」と書いてただけにもうちょっと入りやすいとありがたかった。まあメインのターゲットじゃないからしょうがないか。

#日記 #コラム #本 #電子書籍

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