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ルノワールについて学ぶ✍🏻代表作品とともにその生涯を振り返る💐

こんにちは!いつもリムゼをご覧いただきありがとうございます!
PRチームのmaayaです🌛

今回は、団体内で毎月行っている勉強会のレポート記事です!
今回のテーマは「画家」🎨
私はルノワールについて取り上げました!ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです!

ルノワールについて

早速ルノワールについてお話していこうと思います〜〜✨️
ルノワール、本名はピエール・オーギュスト・ルノワールといいます。
とても有名な画家なので、みなさんもよくご存じだと思いますが、とても可愛らしい女性の絵画や子供、日常風景など人物を描いた絵画が多く、今でもたくさんの人に親しまれている画家です!
彼は、モネなどと並ぶフランスの印象派を代表する画家ですが、後期ごろからは、作風が少し変わり、実はポスト印象派の画家の一人としても知られています。

知っている人も多いかと思いますが…
ここで少し”印象派”と”ポスト印象派”について簡単にご説明します✍🏻

”印象派”とは…

簡単に言うと、外の建物だったり人物など明るい色彩でふんわりと描く(印象)として表現するのが特徴です。
有名な画家でいうと、モネやマネ、そしてルノワールやピサロ、ドガなどがあげられます!

”ポスト印象派”とは…

印象派の画家たちが追及してきた光と色をさらに追及し、そこに個人の感情であったり視覚的な表現というものをさらに進めていった派閥です。代表画家としては、セザンヌやゴッホ、ゴーギャンなどがあげられます!

比較してみてみるとこんな感じです🕵🏻
見てわかる通り、ポスト印象派は色や光というものを大切にしながらも、画家独自の個性が現れていたり、はっきりと描いている印象が見て取れると思います✨️

ルノワールの生涯

かなり、話がそれてしまいましたが、次に簡単にルノワールの生涯を代表作品と共に振り返りながらご紹介していきます!

1841-1854

ルノワールは、1841年フランスの中部に位置するリモージュという町で仕立て屋の息子として生まれました。
ルノワールが人々の服装や身に着けている装飾などをとてもこだわり、繊細に描いているのは、仕立て屋の息子として生まれたからなのかもしれないなと思いました👒
そして、3歳になった時にパリに移住しました。
幼い頃から絵心があったルノワールは13歳の時には、磁器絵付け職人のところに見習いに出されました。
その間、ルーブル美術館に通い沢山の名画を模写するなどしていたそうです!

1862-1880

その後、エコール・デ・ボザールというパリにある名門美術学校への入学を果たしたのですが、その美術教育に満足できなかったルノワールはスイス生まれの画家でのちの印象派を代表するモネやシスレーなどの若手画家を指導したシャルル・グレールの画塾に通うようになります。
ちなみに、このシャルル・グレールの画塾は周りの画塾よりも月謝がとても安いことで有名だったそうです!(笑)
そこで、同じくグレールの画塾に通っていたモネやシスレー、出会ったことが今後のルノワールの画家人生に大きく影響しました✨️
その後、沢山の友人と一緒に、外での風景画に励み、この活動が後の印象派の誕生に繋がります!!
しかし、当時の画家たちにとって、サロンで入賞するかしないかがその後画家として生きていけるのか…ということに繋がり、ルノワールにとってもそれは無視できない状況にありました…
そのため、まわりの印象派画家たちのように美術における革新性ばかりを追い求めるのではなく、これまでの古典的な伝統も尊重しなくてはいけない、という思いがあったそうで、この部分が印象派を貫いたモネとは違う部分です。

そんな中、「エスメラルダ」という作品でルノワールはサロン初入選を果たします!しかし…その後ルノワールはその絵を黒く塗りつぶして破棄してしまったそうです😭

これとほぼ同時期に描かれた、「ロメーヌ・ラコー嬢」という作品でも入選をしており、絵付け師の見習いをしていた時に出会ったラコー夫妻からの依頼で描いたそうです。また、この作品はルノワールにとって初めて注文を受けて描いた作品だったそうです✨️

サロン入選を果たし、このまま軌道に乗るかと思われたルノワールですが、その後は、入選したりしなかったりの繰り返しで、同じ状況下にいたモネたちと一緒に第一回印象派展というものに参加します!

こちらの「劇場にて」という作品がその時に出展されたそうです。その後、第2回と続き1876年に開かれた第3回印象派展が開かれる頃には、ルノワールを成功へと導いたシャルパンティエ夫妻と出会い、「ムーランド・ラ・ギャレットの舞踏会」や「座るジョルジェット・シャルパンティエ嬢」をはじめとした今でもとても有名な作品を描き、高い評価を得ます。シャルパンティエ夫妻以外にも、沢山のブルジョワジー達が、家に飾るための作品としてルノワールの作品の愛好家となっていったそうです🎨

こちらの「座るジョルジェット・シャルパンティエ嬢」は、私もルノワール作品の中でもとても好きな作品の一つです!
椅子にちょこんと座った女の子がとてもかわいくて、思わずほっこりするような作品です。やっぱり、裕福なだけあって身に着けている物や周りの家具がとても高価そうで、いろんな角度から見て発見して楽しむことができ気が付けば見惚れてしまうような作品です!🎀
こちらの作品は、東京にあるアーティゾン美術館でも見ることができます!
ぜひ、実際に見てみてください~~!✨️

1881-1919

順風満帆にみえるルノワールの画家人生ですが、、、
この後ルノワールは、これまでの印象派の画風から離れ、自分の描き方について模索していくようになります…🔎

そんな中、絵画探求のために訪れたイタリア旅行で出会った、ラファエルなどの描いたルネサンス絵画に影響されたことのより、古典的な要素のある画風へと変化していきます✈️

この時代は、「都会のダンス」「大水浴」という作品が代表作として挙げられますが、どれも印象派の時とは違い、しっかりめに描かれていることが分かると思います。そのため、これまでと変わった技法や画風に批判の声も多かったそうです…
ルノワールは、このような表現方法の迷いに4年ほど苦しんだそうです💧‬

その後、1892年に印象派の技法と古典的な技法をミックスして、柔らかい色味と光を保ちつつ、はっきりとものを描き構図をはっきりさせることで、より深みの増した、さらに新しい表現方法を追求していきます!👀✨️

こちらの作品は、この時代の代表作の1つ「ピアノに寄る娘たち」です。こちらの作品は、フランス国家に買い上げられたことでも有名な作品です。描かれた二人を見ていると、自然と温かい気持ちになる作品だと思います。その後、画家人生も軌道に乗り始め、結婚し幸せな生活を送っていたルノワールですが、1897年に自転車からの転落により以前より患っていたリウマチが悪化してしまいます…
車椅子生活を余儀なくされてしまったルノワールですが、それでも必死に画家活動を続け、1919年に78歳で亡くなるまで車椅子に乗ったまま、手に固定した筆で絵を描き続けたそうです。

こちらの作品は、「青帽子の女」という作品で、ルノワールが最後に描いた作品であるとされています。
リウマチにより手も足もほとんど動かせなかったとは思えないほど、とても美しく描かれており、最後にふさわしい絵画だな…と感じました🎨

ルノワールの言葉

78歳で亡くなるまで生涯を通し絵を描き続けたルノワール…
こちらの「アネモネ」という作品を描いていた際、「この絵で何かが分かり始めた…」とつぶやいたそうです!!
また、「楽しくないのなら、描きません」と生涯を通し言い続けたそうです。ルノワールは幸福の画家とも呼ばれていますが、まさにその通りであるな…と感じました🙂‍↕️
好きなことを好きなまま一生続けていくのは、なかなか難しいこともあるので、とても素敵なことだな~〜と思いました!🥰

ルノワールに纏わるエピソード

モネとルノワール

続いて…
ルノワールにまつわるエピソードをいくつかご紹介します!!
調べてみると、ものすごくたくさんあったのですが、まず印象派画家のモネとの関係性についてのエピソードをご紹介します。
モネとルノワールは、先ほども少し話しましたが画塾時代の友人で、親友!と言ってもいいほど、一緒に出かけて同じ風景を模写したり…などなどお互い刺激し合いながらそれぞれ活動していたそうです👯‍♂️
こちらの作品は、フランスのラ・グルヌイエールという場所に一緒に出かけた際に2人が同じ風景を描いた作品です。
左の作品がルノワール、右がモネの作品ですが、別々に見ると違う風景に見えて、面白いな~と感じました!🫢

作品に隠された謎

続いて…
こちらの作品は「シャルパンティエ夫人とその子供たち」という作品です。
とても有名な作品なので、知っている!!という人も多いのではないでしょうか!?
こちらの作品は、よく見るとたくさんの発見があるんです‼️
まず、少し見えずらいですが、奥の方に浮世絵が飾ってあったりなど、部屋に、日本要素が含まれていることが分かります。
中でも、特に驚いたのは、手前に座っている少女と思われる子は、実は男の子なのだそうです!!!🫢
なぜ、ドレスを着て女の子のように描かれているのか…それにもしっかりわけがあるそうで…
当時、男の子が早くに亡くならないよう、魔除けの意味を込めて女の子の服を着せるという習慣があったからなのだそうです!

他にも、沢山の面白い裏話があるので、ぜひ皆さんも調べてみてください🎶

私のお気に入り♡

最後になりますが、今回私がなぜルノワールを選んだのかについてお話します!
まず、こちらの作品は「レースの帽子の少女」という作品で、この作品は私が美術鑑賞を好きになるきっかけを作ってくれた作品です。淡い色合いで描かれ、どこか儚げでふんわりとした印象があり、とても魅力的な作品です…🫧
この少女がかぶっている、レースやサテンリボンで装飾された帽子は当時流行していたものだったそうです🎀✨️
その帽子や、ドレス、身に着けている装飾品が、少女の美しさをさらに引き立てているように感じられます。どこか遠くを見つけるようにして、少し笑みを浮かべた少女がとても美しくて、かわいくて…思わず見とれてしまうような作品で、そんなところも全部含めて大好きな作品です!!

こちらの作品は箱根にあるポーラ美術館に所蔵されていて、その時初めて美術館というものに行って、絵画などの美術品を生で見ることができ感動していたのですが、中でも特に印象に残っていたのを覚えています!
もっと、ルノワールの作品を見てみたい…と思ったのがきっかけで、いろんな美術館に行くようになり、、様々な絵画や彫刻などを見ていくうちに、気が付けばアートにハマっていました!(笑)

最後に…

今回のテーマが「画家」と聞き、ルノワールの作品を見ることはあっても、その作品の背景だったり、ルノワールについて全然知らないな…と思い今回ルノワールを取り上げてみました!
調べてみると、全然知らないことばかりで、よりルノワールのことが好きになったし、アートの奥深さを改めて感じました🙂‍↕️
今回は、画家の生涯について中心に調べましたが、作品について、もっともっと調べたいな…と思いました!!

とても有名な画家なので知っている人も多いかと思いますが、この記事を通して、ルノワールについてより興味を持ち、少しでも多くの人が実際に美術館に足を運び作品を見に行っていただけたら嬉しいです🥰
かなり長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます💌

next▶︎▶︎▶︎
こちらも併せてぜひ🎁次回もお楽しみに〜〜

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