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【鑑賞レポ】 表現の豊かさにうっとり💫|ひとを描く
こんにちは!CREATIVEチームのshioriです🦕
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今回は11月2日からアーティゾン美術館で開催されている「ひとを描く」のレポート記事になります✨
展覧会について
この展覧会では石橋財団コレクションから、古代ギリシア陶器と近代ヨーロッパの絵画作品などの合計85点が出展されていて、人物表現の豊かさが紹介されています✔️
展覧会名でもある「ひとを描く」ということは作品制作の重要な要素の一つでありました。
たとえば、自画像は自らの技量を示すことのできる題材であると同時にさまざまな新しい表現の実験の場でもありました。
また、ピエール=オーギュスト・ルノワールの手がけた肖像画は画家にとって重要な生活の糧となっていました。
展覧会の様子
この展覧会はいくつかの時代ごとや題材に分かれて作品が展示されています。セクションごとに描かれる「ひと」の魅力をじっくりと味わうことができます…!
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展覧会は写真撮影可能なため、お気に入りの作品を記録として残すこともできます📷
私も、もともとのお気に入りの作品はもちろん、この展覧会を通して印象に残った作品をしっかりと記録しました🗒️
同時開催されている二つの展示と合わせて観に来ている方が多く、さまざまなジャンルの美術をアーティゾン美術館で一気に楽しむことができるところがとっても魅力的だと感じました!
ここで私の印象に残った作品を何点かご紹介したいと思います!
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この作品が描かれた19世紀は都市に暮らす人びとの様子を描く画家が多かったそうです。
このエドゥアール・マネが描いた
《オペラ座の仮装舞踏会》はパリのル・ペルティエ街12番地にあったオペラ座が舞台です🩰
ここでは毎春仮装舞踏会が開催されており、実際にマネが参加してスケッチしたそうです!
何気ない情景を描いているように見えますが、
制作にあたり、マネの友人たちがモデルを務めたことが伝えられています。
当時のオペラ座の仮装舞踏会の様子はもちろん、画家とその周りの人物の関係性など、たった一枚の絵からたくさんの物語が想像でき、とてもワクワクします🎯
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続いての作品はアンドレ・ドランの《ヴァイオリンを弾くヴラマンクの肖像》という作品です。
この作品では画家のモーリス・ド・ヴラマンクがヴァイオリン奏者としてあらわされています🎻
ヴラマンクは画家として活動する前には、自転車選手やヴァイオリン奏者として生計を立てていました。
右下にはドランのサイン、左下にはヴラマンクのサインに加えて
「Mon portrait par Derain (ドランによる私の肖像)」
の書き込みがあり、2人の交流を示しています。
とても可愛らしい作品だなと思ってみた作品にこんな背景があるなんて!とこの作品がさらに愛おしくなりました💓
ヴラマンクの画家としての活動以外のことを知ることができるだけでなく、2人の仲の良さを感じられてとても微笑ましかったです☺︎
感想
今回の展覧会「ひとを描く」ではさまざまな時代のアートに触れながら、その時代や画家がどのように人物を捉え、どのように表現していたのかを知ることができる展覧会です!
個人的にアーティゾン美術館に行くと美術の楽しさを再認識することができて、とても好きな場所です…♡
こんなに満足感たっぷりの展覧会が学生は無料で鑑賞することができます!
来年の2月9日まで開催されていますので、他の2つの展覧会と合わせてぜひ観に行ってみてください🏃🏻♀️
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こちらの記事では本展覧会について詳しく知ることができます✨是非併せてご覧ください!
次回もお楽しみに〜