印象的で可愛い"あかり”に癒される時間🍂 | 建物公開2024 あかり、ともるとき(東京都庭園美術館)
今回は、9月14日(土)から東京都庭園美術館にて開催されている「建物公開2024 あかり、ともるとき」についてご紹介します。
展覧会について
1933年に竣工した旧朝香宮邸の建築である、東京都庭園美術館(本館)の魅力をたっぷり堪能できる建物公開展!
毎年この展覧会が開催されるのを楽しみに待っている人も多いのではないでしょうか。もちろん、私もその1人です。
毎年異なるテーマから、建築のさまざまな見え方を紹介してくれるこの展示ですが、今回フォーカスされているのが「あかり」、つまり照明です。天井や壁面で見られる照明は、材質にもこだわり、細かなディテールがあしらわれています。そのほとんどが、この邸宅のために制作されたものだそうです…!一度見たら忘れられない、心躍らせる印象的なデザインですよね。
今回の建物公開展は、そんな各室の照明に関する解説や資料、さらには同時代のランプ類の展示を通して、より深く理解しながらその繊細さや魅力に触れ、旧朝香宮邸を丸ごと好きになる内容となっています。
さらに、本館の窓のカーテンは開け放たれ、自然のやわらかい光が空間を優しく照らします。展示を見終わった後は庭園に足を伸ばし、植物や自然から季節を感じる、贅沢でゆったりとした時間を過ごすことができます。
CHECK POINT ① 邸宅空間で感じる、季節や時間のうつろい
上でも少しお話しましたが、普段は作品保護のために閉じられている窓のカーテンが開け放たれています。大きな窓からは美しい庭園の景色を楽しめる上に、空間に差し込む光が、旧朝香宮邸の室内装飾やアール・デコ様式の意匠、多彩な照明器具を照らします。細部までじっくり観ることのできる、貴重な機会です。
そして季節は秋。繊細な陽の光の移ろいを長く楽しめるしっとりとした季節です。徐々に色づき始める庭園と併せて、秋を味わいましょう。
CHECK POINT ② ウインターガーデン特別公開
今回の展示では、3階のウインターガーデンが公開されています。黒と白の市松模様が印象的な空間で、展覧会によって期間限定で公開される特別な場所です。
CHECK POINT ③ 宮邸時代の趣がただよう再現展示
テーブルや椅子、クローゼット等、宮邸時代に使用されていた家具を据え、邸宅の再現展示がされています。建物公開展では恒例の展示です。
また、各室にランプをはじめとした調度を配置し、大食堂でのテーブルセッティング、竣工当時の壁紙を再現した部屋等、邸宅の雰囲気を演出した情景再現も楽しむことができます。
Writer's Message
個人的に大好きな美術館である、東京都庭園美術館😍 今回ご紹介した展示も観に行きましたが、本当に最高でした…非日常的な空間で、こんなランプが欲しいな〜こんな家に住みたいな〜と夢が膨らむばかり。
特に、天井に掘り込みがされていて、その中心に照明が取り付けられていたのが印象的でした。(上記画像参照) 照明自体はシンプルで洗練されていますが、そこにもう一癖、天井にディテールがプラスされることで、より印象的な室内空間を演出されていた気がします。
会期はまもなく終わってしまいますが、滑り込みでも、絶対に観に行くべき展示です…!
詳細 / アクセス
【展覧会名】
建物公開2024 あかり、ともるとき
【美術館名】
東京都庭園美術館
【開催期間】
2024年9月14日(土)~11月10日(日)
【開場時間】
10:00 - 18:00(入館は閉館の30分前まで)
【休館日】
毎週月曜日
※ 9月16日・23日、10月14日、11月4日は開館
※ 9月17日・24日、10月15日、11月5日は休館
【入場料】
一般 1,000円
大学生 800円
中学生・高校生 500円
65歳以上 500円
※ オンラインによる事前予約制を導入しています。
【アクセス】
JR山手線「目黒駅」東口/東急目黒線「目黒駅」正面口 徒歩7分
都営三田線・東京メトロ南北線「白金台駅」1番出口 徒歩6分
※ 白金台駅のエレベーターは2番出口にございます。
画像提供:東京都庭園美術館
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お楽しみに!