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【鑑賞レポ】感情と向き合い自分を重ねて深く考える展示🪺 | ルイーズ・ブルジョワ展

こんにちは!代表のsumireです👋🏼

今回は、現在(~2025.1.19.日)森美術館で開催していたルイーズ・ブルジョワ展に団体内で行ってきたのでそのレポート記事となります🧠

余談 | ランチ

レポートを始める前の余談として、展示を見る前に一緒に行ったmaayaと食べたランチを紹介します🍴
個人的にこのカフェが大好きで… 店内は照明がいい具合に暗くて居心地が良く、何よりとにかく味がおいしい!
ごはんやケーキ、クッキーやドリンクなど、どれを頼んでも満足度高⭕️

筆者撮影

私はこの日、ランチのパスタを食べました、お腹が空いていたのもあって、忘れられない美味しさでした〜

▼ common tokyo | 公式インスタグラム ▼

展示を見て

ランチでお腹を満たした後、まったりお散歩しながら美術館に向かいました🚶🏻‍♂️
六本木ヒルズは森美術館を含む3つの美術館(ギャラリー)でそれぞれ展示が開催している上に、展示に関連したメニューが充実したカフェもあるので、1日過ごせるのが嬉しいポイントですよね🫶🏼


ルイーズ・ブルジョワの展示を観るのは初めてで、始まる前からドキドキしていました…

筆者撮影

導入の解説部分から、彼女の制作におけるバックグラウンドや込められた思いが、ずっしりとした言葉で語られていて、真剣に読み受け止めながら展示を進みました。

筆者撮影
筆者撮影

初めのセクションでは母と子の関係を人間関係のもとと捉え、「母性」をテーマに、それを象徴する人体のパーツを作品で印象的に表現されていました。
日常で視覚的に認識する機会の少ないパーツをモチーフに、変形させたり、誇張することで、パーツが持つさまざまなイメージや感情をぐるぐる頭に巡らせました。
改めて考えたり想像を膨らませることのないものに対してじっくりと向き合い、伝えようとしているメッセージや捉え方を探るような、そんな時間でした。


筆者撮影
筆者撮影
筆者撮影

次のセクションでは、悲しみや苦しみ、怒りなど、ネガティブな感情に包まれる作品たちが並んでいました。
小さな絵画1つとっても、どこか暗く、不安感を覚えるような、普段は意識的に避けたくなるような感情が、作品と共鳴するようにふつふつと湧いてきました。


筆者撮影
筆者撮影

最後のセクションでは、これまでの制作活動を通して、自身のさまざまな感情を芸術で昇華し、整理しようとするようなそんな感情が見て取れました。
もちろんこれまでの感情が消えたわけではなく、でもこれまでとは変わってどこかに安らぎや温かさを探そうとするような、繊細な感情の動きを肌で感じていました。

感想

ブルジョワに限らず、そして時代やジャンルに関わらず、芸術に見て触れるときにはいつも、そのアーティストの感情や人生、考えや思いをそっと覗くような、そんな感覚に陥ります。それを受けて、日常生活では湧き出ることのない感情や気づきが生まれる経験を毎度毎度できることが、私が芸術に引き込まれた理由でした。今回のルイーズ・ブルジョワ展は、その奥深さを改めて感じ、思い出させてくれた展示でした。
目を背けたくなるような経験や感情も、いつかどこかで自分なりに折り合いをつけて、少しだけでも前に進める、そんな希望が見えて展示が終わり、帰り道では感情や人生そのものと今一度向き合う時間を作りたいと、自分に置き換えて考えを巡らせていました。
日常から少し離れて、1日かけてゆっくり鑑賞してほしい展示です。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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こちらも併せてぜひ🏛️ 次回もお楽しみに〜

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