産業リハビリ クライアント事例02:「溜め込んで無理していませんか?」
Remove クライアント事例を報告致します。
✔クライアント
年齢:30代後半
性別:男性
所属:経理部
業務:パソコン仕事 計算や数字上の細かい処理が多く気を使う
✔︎症状
#01 「常にだるい。やる気が起きない」
#02 「上手く眠れない。眠っていても途中ですぐ目が覚める」
#03 「朝、起きた時に数分意識がとんだようになる」
✔︎訴え
この※お方も“身体がきつい”と自覚されていながら気を使う仕事に励まれている状態でした。
※クライアント事例:01「自分の身体の悲鳴、聞こえていますか?」
お話しを聞いていると
「会社の人に言った事はない」
「誰にも相談できていない」
「上司に言うにしてもどう言って良いのか分からない」
「見た目にどうこうないから休みにくい」
とのことでした。
✔︎傾聴とメンテナンス
介入として“まずはしっかりと話を聴く”に徹しました。
“何が辛くて“
“素直にどうしたいのか“
を対話しながら整理していき、その先に
「このままだと壊れてしまうのではないかと心配。一回しっかりと休みたい」
という言葉の表出がありました。
✔︎対応
1、クライアント様に承諾を得た上で上司へ報告する
2、医師へ症状を報告し診療科の選択を相談する
✔︎結果
1、直属の上司へ報告
「疲れてそうだなとは思っていたけど、まさかそこまでとは知らなかった。早急に休みをとらせて病院に行く時間と休息に当てる時間をとってもらいます」
「彼がいないと困るからまた元気になってもらいたいです」
→後日、この言葉をクラアント様にお伝えした所大変嬉しそうにされていたのが印象的でした
2、医師へ相談
症状の経過・程度から診療科の選定をして頂きクライアント様へお伝えして受診していただく形となりました。後日、受診後に内服治療が始まりました。
✔︎まとめ
今回の事例では“形に見えない心身の負担やそれによる症状“は相談がしにくいといった内容でした。
専門家の客観的意見として、上司への報告と医師への相談を提案させて頂き、その結果復調され今現在バリバリ仕事に励まれています。またその後、報告相談した上司との関係性がより良いものになったと報告を受け、Removeとして関われたことが嬉しい1件となりました。
文筆:Remove 澤田将人