アフリカ縦断記(19)現世の浄土リビングストーンへの陸路旅
こんにちは、実は今日内定式がオンラインでありました。朝の3時半に起きて金髪アングラな格好での参加となりましたが、これが意外にウケました。多様性を重視するような会社を選んでよかったなとアフリカに来てなお思った次第です。
さて、前回の鉄道旅の後、まだまだ陸路での移動は続きます。(1800km大移動!鉄道旅の話はこちら
ザンビアでの目的地はリビングストーンという都市で、今私がいるカピルモシからはまだまだ離れています。
まずは首都ルサカを目指し、そこからリビングストーンに向かいます。既に遅延と事故により予定よりかなり遅れてしまっているためなんとしても今日中に着きたい。そう伝えると、ザンビア人の友達のおばさんが首都ルサカまでバスで一緒に連れてってくれることに。数珠繋ぎでたくさんの人に助けてもらい、本当に運がいいとつくづく感じます。
5時間のバス旅を終え、12時にルサカに到着。リビングストーンまでは6時間以上かかるのですぐに乗り換えなくてはいけません。おばさんがリビングストーン行きのバスを探してくれましたが、あいにく長距離バスは全て満席。残っていたのはエチオピアの時に使った充填率120パーセントのバンのみ。正直体は限界でしたが、正念場と思い乗ることに決定。最後の戦いが始まります。
苦行
今回のバンはドライバーのすぐ後ろ、ドアのすぐ横に着席。横には幼児3人をつれたお母さんが1人分の席で座ろうとしています。かわいそうなので、子供1人を膝の上に乗せてあげることにしました。
乗客が着席したのを確認するや否や、バンの運転手が乗客の隙間をついて大量の荷物を詰めようとしてきます。なんとか自分のスペースを主張し、必死の応戦。すべて詰め終わった頃には完全に身動きが取れなくなりました笑
バスが発車すると宣教師のような人が急に立ち上がり、大声でキリスト教の教えについて語り出しました。信じられないくらいの声量で耳が痛くなるのとと共に、幼児が泣き出します。叫び声と泣き声の中、蒸し暑いバンは6時間走り続けました。
とにかく耐える。耐え続ける。苦行だと思いひたすら我慢し続けました。私にとって苦行でもここにいる人たちは誰1人文句を言わずに乗っている。日本での生活がいかに恵まれているのかをただただ噛み締めていました。
額からは汗がどっしりと流れ、ズボンも濡れています。タンザン鉄道に乗った5日前からお風呂に入っていないからきっと体は臭くなっているはず、幼児よ私の上で我慢して本当にえらいぞ。
そしてようやくリビングストーンに到着です!
とても閑静な街並みで、まさに長距離移動をしてきた終着点と言わんばかりの素敵な街でした。リビングストーンはザンビア1の観光都市と言われており、白人も散見されます。
宿の相場も高く、バックパッカーの宿で1泊12ドル(=1800円)もしました。(だいたい相場は1000円くらい)
しかし見てくださいこのプール!アフリカとは思えません。明日からの生活にワクワクしつつもまずは長旅で疲れた疲労を癒すことにします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。