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【見学】長野・駒ケ根市の「養命酒駒ケ根工場」。400年の歴史を誇る薬用酒養命酒工場を見学する!

薬用酒と言えばご存知、400年の歴史を誇る養命酒。そんな養命酒の工場があるのが信州は駒ケ根の「養命酒駒ケ根工場」。工場は信州の駒ヶ根に1箇所のみ。

この日は駒ヶ根ドライブを満喫しておりましたので、こちらのドライブマップに従い、「駒ケ根ファームス」の次の目的地として「養命酒駒ケ根工場」を訪れました。

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養命酒の工場は、中央アルプスの麓、緑と清流が流れる自然園の中にあります。

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実は誰もが一度は見たことがある養命酒ですが、工場は全国でもこの駒ヶ根の1か所のみ。

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ちなみに工場は、生産ライン以外は自由に撮影することができます。「ようこそ、養命酒健康の森へ」。

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「次のすこやかさへ、一歩一歩」養命酒。

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皆様養命酒を飲んでいますか。うちは祖母が養命酒を愛飲しております。工場見学は2Fへ。行ってみましょう。

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この工場は「養命酒健康の森」と名付けられた憩いの空間が広がり、耳をすませば、中央アルプスの端に発する清冽なせせらぎの音がきこえます。

南アルプスと中央アルプス。天竜川を挟んでふたつのアルプスに囲まれるこの場所が、養命酒のふるさと。工場の敷地はなんと野球場70個分くらいの広さがあります。

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「400年の証」。

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養命酒は、慶長7年(1602年)信州伊那の谷・大草(現在の長野県上伊那郡中川村大草)の塩沢家当主、塩沢宗閑翁によって創製されたといい伝わります。

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養命酒を製造する「もとがめ」には目印として「飛龍(ひりゅう)」が使われていました。龍は神通力を持ち、自然の恵みを豊かにして人々の生活を平安にすると言われています。養命酒の「飛龍」には、この龍が翼を持ち空に舞う姿をあらわし、養命酒の優れた効き目を象徴する意味が込められています。

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「飛龍」は江戸の頃より使用している商標で、現在のコーポレートロゴとしても使用されているのです。

まず最初に養命酒に使われる生薬を案内する部屋へ。この部屋では、養命酒に使われる数十種類の薬草の香りを手にとって確かめることが出来ます。

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実際に小生も手にとって生薬の匂いを嗅いでみたいと思います。これはなんだと思います?

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この生薬は婦人薬としても力を秘める美人の代名詞「シャクヤク」でございます。美しい女性をたとえて「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」とも言われたりします。この生薬を服用する女性は、シャクヤクの花のように晴れやかで美しくなるという意味も秘められています。

シャクヤクを配合した漢方処方「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」は、代表的な夫人薬として、冷え性、産前産後などに用いられます。皆様も、美しい女性を見たら、「立てば芍薬のように美しいですね」と言いましょう(笑)

こちらは幅広い補用作用を持ち、お茶で有名な生薬「トチュウ」。

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杜仲(とちゅう)は効果がおだやかな補用競壮薬であり、補養の範囲が広く様々な疾病に用いられます。疲労倦怠感、食欲不振、冷え性など、その適応に杜仲を用います。特定保健食品として知られる「杜仲茶」は昭和50~60年代、長野県伊那谷の農家で栽培されていた杜仲の葉を「杜仲茶」として商品化したものがはじまりと言われています。

読者の皆様元気ですかー!元気がない時に活躍するのが砂漠の植物「ニクジュヨウ」でございます。

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この肉蓯蓉(ニクジュヨウ)は、古来より強壮、強精における生薬として知られ、元気がない、倦怠感を感じる、なんとなく力がでない方によく合う生薬です。中央アジアからモンゴル、中国の砂漠地帯に分布し、他の植物の根に寄生して成長します。寄生元から養分を得るため、葉は退化して小さな鱗のようになり、葉緑素がなく白~黄色を帯びているのが特徴です。

こちらは血液の巡りを良くする母の草「ヤクモソウ」。

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古くから中国では「母の益になる薬草」と呼ばれ、婦人薬として浄血、駆瘀血(くおけつ)、補精、強壮に用いられます。

今日は生薬の説明で終わるんじゃないかですって。私も生薬を学んで、死にそうなこの体に鞭を打つ薬を作ってみようかしら。

読者の皆様こちらはなんだと思います?

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これはハンピといって所謂マムシでございます。マムシは古くから伝わる滋養強壮の良薬として、知られていました。ハンピの基原動物であるマムシは、その鼻が反り返っていることから「反鼻」と呼ばれています。

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明治時代以降、マムシを滋養強壮剤として用いることが多くなり、現在でも多くの滋養強壮ドリンク剤にハンピチンキの名前で配合されているんです。

昔小生が生まれ育った田舎町の田んぼにもマムシがいました。子どもながらマムシが怖くて怖くて仕方ありませんでしたが、今ならハンピをポリポリとおつまみにしながら一杯やれそうでございます。

風邪を引いたときはこのボウフウを強壮剤として使いましょう。

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その名の通り、風邪(ふうじゃ)の予防薬。防風は「風邪を防ぐ」ことから名づけなれています。生薬名にはしばしば、こうした薬効に基づくものがあります。

お正月に一年の無病息災を願って飲む「お屠蘇(とそ)」とは、もともと薬酒を飲む風習のことでボウフウを用います。屠蘇には邪気を払う力があり、一年を健康に過ごせると言われています。

なるほどー。小生も嫁はんからお酒のことでとやかく言われたら、これは薬酒を飲んで風邪を防いでいるんだと堂々とこれから胸を張って物申したいと思います。

こちらは皆様おなじみの生薬ではないでしょうか。なんだと思います?主婦の皆様ならわかるはず。

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そうです。カレー作りになくてはならない黄金のスパイス「ターメリック」でございます。ウコンに含まれるクルクミンや精油などの有効成分には胃液の分泌を高めたり、芳香性健胃薬として腹部膨満、食欲減退、消化不良などの幅広い効能があるとされています。ウコンには防虫、抗菌の効果があり、ウコン染の風呂敷で大切な衣類や書画などを包んでおくと虫が付きにくくなります。

へぇ、知らなかった。皆様も大切な衣類、ウコン染の風呂敷で包んでみると良いかもしれません。

こちらは補欠に良く、漢方薬に欠かせないジオウでごす。

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え?どれも見た目の違いが分らないって?その突っ込みはごもっともでございます。小生も説明書きがなければ一体何の生薬かわかりません。

ジオウは補血に良く、漢方薬に欠かせない強壮のお薬。虚弱体質などの改善によく用います。血が薄くて体力がないタイプの方や、逆に血がドロドロとしていて打撲時に内出血しやすいタイプの方にも処方されます。ジオウは、一般的になじみの薄い生薬ですが、補材の代表格「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」や冷え性の改善に用いられる「四物湯(しもつとう)」など、多くの漢方薬に配合されています。

小生も一時期、中性脂肪値が2,300という数値まで上がって、お医者さんから血液ドロドロですよ。やばいですってって言われたこともあります。γ-GTPは1,800まで上がったこともあります。幸いにも今は落ち着いていますが。まあ戦闘力が3,000を超えたら考えましょうかね。

高価な万能薬として重宝された元気の素、高麗人参。

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古くから珍重されてきた補材の代表格であるニンジン。おおいに元気を補って、疲労、倦怠感を回復する効果があります。かつて人参は全て朝鮮・中国から輸入していましたが、江戸幕府八代将軍徳川吉宗が人参の国内栽培を成功させたとされています。栽培のために各藩に分与される種子に御の字をつけ"オンタネ"と呼ばれていたことから、オタネニンジンと名付けられました。

体の衰えを感じている皆様にはこのインヨウカクがおススメです。

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強壮、強精効果があり、古くから中国ではインヨウカクを漬け込んだ薬酒を"仙零脾酒(せんれいひしゅ)”と呼び、滋養強壮薬として用いられました。4~5月頃、舟のイカリに似たかわいらしい花を咲かせることから「イカリソウ」という名が付けられており、園芸用の花としても親しまれているようです。

こうして生薬を見ていくと、栄養ドリンクになにが使われているか興味がわいてきます。

スイーツ、カプチーノ読者の皆様お好きですか。そんなスイーツ男女におススメな生薬が身体を温めて、胃腸の働きも整えるケイヒでございます。

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ケイヒは、スイーツやカプチーノ、京菓子の八ツ橋などにも使われるシナモンのことです。身体の冷えを取り除き、血の巡りをよくするので、冷え性を緩和すると言われます。

漢方薬として有名な「葛根湯(かっこんとう)」に用います。その他、多くの胃腸薬にも用いられ、食欲不振や胃腸のもたれなどにも効果が期待できるとされます。小生も実家に帰るとよく祖母が葛根湯を飲んでいて一緒に飲んでおりました。そういう意味でケイヒは馴染みがありますね。

ここからは養命酒の原酒づくりを皆様にご紹介します。

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薬用養命酒の原酒づくりは良質な「みりん」づくりから始まります。

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こうして製造工程を学んでいくと、養命酒のファンになってしまいそうです。ここからは実際の製造ラインに案内されますが、ラインの写真撮影はNGなので、写真撮影はここでお終いです。

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ただ、ここから養命酒工場の広い敷地が見渡せます。

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アルプスの山々も見渡せます。場所は最高ですね。美しい中央アルプスの麓で養命酒は作られているんです。

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案内者の方がこの窓の向こう側に見える場所に創業者の像があるとおっしゃっていました。創業者である塩沢宗閑翁の像です。伝承によれと、長年間、信州伊那郡大草領(現在の長野県上伊那郡中川村大草)に住んでいた庄屋の塩沢宗閑翁が、雪の中で倒れていた老人を助けた。この老人が塩沢の元を去るときに、礼として薬用酒の製法を教えてくれたものが養命酒の起源だといわれます。

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工場案内の後には実際に養命酒を試飲することができます。

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今回はレンタカーを借りて工場見学に来ておりましたので、養命酒の試飲はできませんでした。代わりに、美容飲料である「うるる酢」を頂きました。

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小生も養命酒工場に来て初めて知ったのですが、養命酒は所謂、皆様が知っている養命酒だけでなくハイボールやカクテル、フルーツ飲料など色々な飲料が開発されているんです。

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ジンやハーブなど色々な薬用酒を試飲することができます。

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ハーブのお酒なんかは女性の方だと飲みやすそうですね。

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工場にはカフェも併設されていますが、今回は時間の関係で楽しむことができませんでした。

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おかげ様で養命酒LOVEになりましたよ。養命酒工場で記念撮影。

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YomeishuOfficialチャンネルにブランドエッセンスムービーが紹介されていました。

出典:YomeishuOfficialチャンネル

如何でしょうか。1603年には徳川家康にも献上され、そのときに「飛龍」の印を使うことが許されたという「養命酒」。養命酒は世界でも知られていて、海軍大将の山本五十六が養命酒の愛飲家で、ロンドン海軍軍縮会議に参加する若槻禮次郎全権大使に同行した際に持っていったのがきっかけと言われています。

皆様も養命酒を飲んで、体の力を整えてみては如何でしょうか。

written by パープル@いつでもどこでも働ける、リモートワーカーという生き方


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