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子供が小さい頃に読んだ絵本に救われる今
うちにはたくさんの絵本がある。
子供がまだ小さかった頃買い集めたものだ。
働いている図書館では夏休みというのもあって、たくさんの絵本を借りに親子が訪れる。
きっとお母さんに読んでもらう子供もいるだろう。その時間はかけがえのない親子の時間だ。
うちは2人共男の子というのもあるのか、乗り物の物語の本が多い。
「今日の読んでほしい本は?」
と聞くと決まって電車やバスの本を一冊は選んでいた。カンカンという音やプシューという音の響きが楽しいらしい。乗り物が動くのに合わせて、ページごとに色んな風景に変わるのも良かったのかもしれない。わたしも読みながら子供と一緒に乗り物に乗っているような楽しさがあった。
読んでいる最中、子供達はきゃっきゃっと嬉しそうな声を上げた。何度も読んでいる絵本でも、ページをめくる度に次はどんな場面だろうと目を輝かせていた。あの2人の宝石のような目は今でもわたしの心の中に温かい灯のように残っている。
今、反抗期真っ盛りの2人にイライラすることもあるけれど、あの本を読んでいた時の事を思い出すとスーッと怒りが収まるから不思議だ。
もっともっといつまでも読んでいてあげたかった。あの頃は永遠に感じられた時間も、思うとあっという間に過ぎ去ってしまった。
今でも絵本は捨てられない。本棚を見る度に読んでいた光景が思い出され、ジーンとした気持ちになるからだ。絵本、一冊一冊に思い出がある。あの子達のかわいい笑顔が思い出される。
小さいお子さんがいる方は図書館で借りるのも良いけれど、気に入った本はぜひ購入することをお勧めしたい。
きっとその絵本に救われる時が必ず来るから。
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