【閲覧注意】「ルビンの壺が割れた」感想
読み終わってすぐの気持ちは、巻末にある「担当編集者による付記」の通り“呆然とした”――。
この物語は、主人公の水谷一馬(かずま)がかつて愛し合い、別れた女性・美帆子(みほこ)を28年ぶりにフェイスブックで見つけ、メッセージを送るところから始まる。
地の文はなく、フェイスブック上でのやりとりした中身だけで構成されている。
読了後、数時間経ったくらいでは内容が頭から離れない。
全く別次元のYouTubeを見てても頭に入ってこない。
物語について考えが巡ってし