REM国語部会

REM国語部会は、大学院生が中心の国語教育研究会です。 毎月、国語教育やその近接領域に…

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REM国語部会は、大学院生が中心の国語教育研究会です。 毎月、国語教育やその近接領域に関する読書会・研究会を開催しています。国語教育に関する新しい情報や、研究会のレポートなどを配信します。

最近の記事

アトラクション授業の地平〜REM国語部会第7回目 研究会レポート

 さる8月23日、REM国語部会第6回目の活動が行われた。7月までは、テーマを「国語教育とアニメーション」とし、7月の研究会では『21世紀のアニメーションがわかる本』の著者土居伸彰氏をお呼びしてお話を伺うなどの活動を行ってきた。そして、これまでの活動の蓄積を踏まえ、8月からは「国語教育と21世紀の映像文化」をテーマに設定した。  現在、ソーシャルメディアの発達とともに、映像文化は著しい変化を遂げている。今では「YouTube」を筆頭として「TikTok」などの映像メディアが多

    • REM国語部会7月イベント報告レポート

       2020年7月26日、REM国語部会初となるゲストをお呼びした研究会が行われた。REM国語部会は、従来の国語教育の視点にとどまらない多様な研究分野の方々との交流を通して、国語科教育を客観的に見つめなおすという趣旨のもと、これまで活動を行ってきた。  2020年上半期におけるREMのテーマは、「アニメーションと国語教育」。なぜ、今アニメーション なのか。それには2022年から実施される高等学校における新教育課程が関係している。2022年から実施される新学習指導要領では「文学国

      • 詩を「見る」授業はいかにして可能か? 〜REM研究会 第4回目 報告レポート 樋口貴太

         2020年6月21日、REM国語部会の読書会が開かれた。2月2日にマクルーハン『メディア論』と国語教育の接点を検討した第1回から、途中コロナウイルスの世界的流行によって形態をオンラインに切り替えたものの、今回で無事4回目を迎えることができたことは本当に喜ばしい。しかもオンライン開催によって、土地に縛られず様々な場所からフロアが参加してくださるといった僥倖もあった。このような機会によって、学びにおけるメディアの可能性はさらに拡張されていくのだろう。  REM国語部会は、REM

        • アニメーションを「読む」からアニメーションで「書く」へ〜REM読書会 第3回目報告レポート

           2020年5月17日、REM国語部会の第3回目となる読書会が行われた。  REM国語部会は、REM(=Radical Educational Meeting)が主宰する国語教育に関する勉強会だ(といっても現在のところ、国語部会以外の組織はREMに存在していないのだが)。  多様なメディアにあふれる現代社会において、国語教育を国語教育内部の問題としてだけではなく、その他の様々な近接領域の知見を取り入れながら捉え直し、理論・実践の両方において根本的に国語教育について考えるという

        アトラクション授業の地平〜REM国語部会第7回目 研究会レポート