臼杵ともがら

検査などで異常はないのに、挿入後は(1週間後)、1ヶ月後または3ヶ月後、6ヶ月後に受診…

臼杵ともがら

検査などで異常はないのに、挿入後は(1週間後)、1ヶ月後または3ヶ月後、6ヶ月後に受診が必要、その後は6ヶ月毎に香炉を(かゆの煮えくずれたように)入れ替える。うろこ状の子供に多い。

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邪神に奉じる淫らな家柄の、返却されたティアラを焼き尽くし、宥めの灰として天幕に撒き、再び地の禍は払い清められた、誠に畏るべきかな、誠に慶ばしきかな、ほむべきかな天の業。

臼杵ともがら
1か月前
2

ミッション系果肉も秋と朝に告き

臼杵ともがら
1か月前
2

改造

彼女は消えかかっている 時々、小さな声で何かを発してはいる ほとんど聞き取れない 顔はぼんやりして見えない 子供みたいな平らな体つきで日中、 僕らは彼女のせいで遠回…

臼杵ともがら
3か月前
3

原因

薬が変わって と彼女は言う 産経婦は苦手な相手との対峙が避けられない時、 優勢ジャッジをしないわけではなく あからさまな拒絶をしない、そう見せかける それは大変で…

臼杵ともがら
3か月前
2

期待

陰圧をかけろ 擦り傷をつけろ 陰圧をかけろ 擦り傷をつけろ 箱に入るのは小学校の時に好きだった 今も好きなわけがない 陰圧をかけろ 擦り傷をつけろ とにかく手間がか…

臼杵ともがら
3か月前
3

定型

きっと必要な事だった でも強くなれた 少し早かっただけ ぜんぶ神様が決めた 私は反対だった 一度は撤回させた 辛い思いはさせたくない それも確かだ 良く眠れない 置き…

臼杵ともがら
3か月前
3

HIGH

私は愛を与えられる 大事にしてもらえる 包みこんでもらえる ノズルが刺し込まれる モーターが唸る ホースが揺れる 辛かったら助けを 求めてください 少し変わった飛び…

臼杵ともがら
3か月前
3

忌々しい日々

曲が少しずつ 小さくなっていく 残った人は壁を向いて くれている 足音のほんの遅れを 伝えてしまう 本当は触れてくれた 人もいた 割ってくれたし 見てくれた 聞いて…

臼杵ともがら
3か月前
3

将来の心配

 子供のとき感じたのは、目が覚めないとはどういう感覚だろうという怖さと、二度と世界を体験できなくなることの寂しさだった。  四十二になって感じるのは、誰が片付け…

臼杵ともがら
3か月前
2

休憩なし(実働2.5h)

赤ちゃんとかぐや姫のコラボかな 信じてるピンクのゴム手の厚みを 凄い手でレバーを触る日もあるよ 間欠泉当たってはねてその先は 朝置いて出る人運んで来る人 今日は…

臼杵ともがら
3か月前
4

祝福

どこか外人の研究員が 行っている実験は 本当です 正式に終わらせたと いう話は でたらめですが 今も続く ランダムな発電 とその強弱 自動スケジュールで 制御さ…

臼杵ともがら
3か月前
2

空気の漏れる小さな音

毛のない膨らみが 戻ってきた 翅も甲殻も顎も 未発達のまま 頭もお腹も背中も 無傷のまま 硬いキャップを 液で溶かして 以来ずっと ペットボトルの底で 渦巻いている …

臼杵ともがら
4か月前
3

世界の印象

 私はよく、歩きながら、まだこんなもんじゃないよと自分に言い聞かせる。今はまだ決定的なストレートな苦情を面と向かって受けてないので解釈でどうにか和らげたり忘れた…

臼杵ともがら
4か月前
3

なんかベタベタする時

誰もが見落とした 白いユニフォームの 山からひっぱられる。 ホームルームから 十二時間経たないと わからない。 教壇はやさしい 猫の匂い。 ピアノは、青い。 ブルータ…

臼杵ともがら
4か月前
3

キッズサイエンスミュージアム

 バスの中からみんながこっちを見てる。僕を笑ってる。硬くて痛い手が今度はシャツとズボンを引っ張った。みんな笑ってる。泣いてるって笑ってる。バスの入口で先生も笑っ…

臼杵ともがら
4か月前
3

介入

廊下で待つ 部屋に入る 目を合わせる 「はじめまして」 「はじめまして」 蜜柑を落とす 本に置く 髪を抜く 「よろしくお願いします」 「よろしくお願いします」 棒…

臼杵ともがら
4か月前
5

邪神に奉じる淫らな家柄の、返却されたティアラを焼き尽くし、宥めの灰として天幕に撒き、再び地の禍は払い清められた、誠に畏るべきかな、誠に慶ばしきかな、ほむべきかな天の業。

ミッション系果肉も秋と朝に告き

改造

彼女は消えかかっている
時々、小さな声で何かを発してはいる
ほとんど聞き取れない
顔はぼんやりして見えない
子供みたいな平らな体つきで日中、
僕らは彼女のせいで遠回りをした

労働が二度手間になることは少なくない
そのために副隊長はいつも頭を下げている
去年秋、足を痛めた老婆もいた
しかし彼女に文句を言う者はいない
言えないのだ

帰りにプラットフォームで小太りの醜い中年男は
奇跡だよ、と言って彼

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原因

薬が変わって

と彼女は言う

産経婦は苦手な相手との対峙が避けられない時、
優勢ジャッジをしないわけではなく
あからさまな拒絶をしない、そう見せかける

それは大変でしたね
いや最近ちょっとあれ、とは思ってたんです

君と二人で話した翌日は全員が敵に見える
特にEと仲が悪くなる
Eにも同じように接しているのだろう、可愛い

薬が変わって

と彼女は言う
薬が変わっておかしくなった
今度は下がりす

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期待

陰圧をかけろ
擦り傷をつけろ

陰圧をかけろ
擦り傷をつけろ

箱に入るのは小学校の時に好きだった
今も好きなわけがない

陰圧をかけろ
擦り傷をつけろ

とにかく手間がかかるな
たまたまその時近くにいる誰かが
拾うんだろうけど、嫌々

そうだよタダ乗りだよ

せめて鍵は開けておこう
水分はあまり取らないようにする

陰圧をかけろ
擦り傷をつけろ

毛布
ラッコ
肺胞
ビッグローダー
おが屑

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定型

きっと必要な事だった
でも強くなれた
少し早かっただけ
ぜんぶ神様が決めた

私は反対だった
一度は撤回させた
辛い思いはさせたくない
それも確かだ

良く眠れない
置き去りにされた
灯りを消すのが怖い
深く傷ついた

一緒に泣いてくれた
彼女の事も聞いた
私だけじゃない
みんな苦しいんだ

私は一人じゃない
今まではそれが当たり前だと
思っていたけど

今はもっとワクワクしたい
もっと世界を味わ

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HIGH

私は愛を与えられる
大事にしてもらえる
包みこんでもらえる

ノズルが刺し込まれる
モーターが唸る
ホースが揺れる

辛かったら助けを
求めてください

少し変わった飛び方は
やめなさい

みんなお前が悪い

性的な見返りを
期待させることが
できなくても

初診予約が
取れなくても

声は届き

遣いはくる

小さな石を見るたび
苦しめ

私は愛を与えられる
大事にしてもらえる
包みこんでもらえ

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忌々しい日々

曲が少しずつ
小さくなっていく

残った人は壁を向いて
くれている

足音のほんの遅れを
伝えてしまう

本当は触れてくれた
人もいた

割ってくれたし
見てくれた

聞いてくれたし
拾ってくれた

私は手のひら
だけを見ていた

将来の心配

 子供のとき感じたのは、目が覚めないとはどういう感覚だろうという怖さと、二度と世界を体験できなくなることの寂しさだった。
 四十二になって感じるのは、誰が片付けるのだろうという半ば投げやりな気持ちと、赤の他人に負担を強いることへの申し訳なさだ。

 コンビニ居抜きの会場でなんて嫌だと思っていたこともあったが、今にしてみるとお門違いである。

 当分先のこととは思いつつ、朝、ゴミ出しの時に大家と挨拶

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休憩なし(実働2.5h)

赤ちゃんとかぐや姫のコラボかな

信じてるピンクのゴム手の厚みを

凄い手でレバーを触る日もあるよ

間欠泉当たってはねてその先は

朝置いて出る人運んで来る人

今日は何だセーラー戦士の集まりか

私だけ見える立札立てかける

入口にモップを斜めにファランクス

寿司屋とのWワークでやってます

懐かしい初めて嗅いだはずなのに

全員の体内リズムのビッグデータ

正直に思ったことを言う子供かな

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祝福

どこか外人の研究員が

行っている実験は

本当です

正式に終わらせたと

いう話は

でたらめですが

今も続く

ランダムな発電

とその強弱

自動スケジュールで

制御される

遠くにあって

どこにあるのか

確かめることのできない

一つの何かに

無線で刺さっている

電極は

本当です

ランダムな発電と

同じタイミングで

その強弱と

同じ分量で

一つの何かから

最近で

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空気の漏れる小さな音

毛のない膨らみが
戻ってきた

翅も甲殻も顎も
未発達のまま

頭もお腹も背中も
無傷のまま

硬いキャップを
液で溶かして

以来ずっと
ペットボトルの底で
渦巻いている

月の明るい夜には
波打つ時もある

十年の間
何があったのだろう

一回り小さくなって
あまり食べなくなった
気がする

きっと
何もなかったのだろう

世界の印象

 私はよく、歩きながら、まだこんなもんじゃないよと自分に言い聞かせる。今はまだ決定的なストレートな苦情を面と向かって受けてないので解釈でどうにか和らげたり忘れたりできる日もあるけど、いつか決定的に破滅的な自分の中で誤魔化しようのない時が来るんじゃないかと思って、まだこんなもんじゃないよと自分に言い聞かせて歩いている。いきなり来られてもせめて何年も何年も頭の中で繰り返し再現されるような定番の記憶にな

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なんかベタベタする時

誰もが見落とした
白いユニフォームの
山からひっぱられる。

ホームルームから
十二時間経たないと
わからない。

教壇はやさしい
猫の匂い。

ピアノは、青い。
ブルータスは
肉。

ホルマリンの
においにだけは
近寄らない。

用務員室のスーさんには
見られてもいい。
こんな私たちに
梅昆布茶を淹れてくれる。

おこたはいつも
草原。

私が切らしたとは
誰も知らない
ボディソープに
ちょっと

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キッズサイエンスミュージアム

 バスの中からみんながこっちを見てる。僕を笑ってる。硬くて痛い手が今度はシャツとズボンを引っ張った。みんな笑ってる。泣いてるって笑ってる。バスの入口で先生も笑ってる。僕はパンツを押さえた。今度はこちょこちょしながら、下着のゴムを引っ張ったから。ゴムが伸びるとぶたれるから。でもお尻までこちょこちょされて、離してしまった。僕はごろんとなった。みんな笑った。ブタの赤ちゃんみたいって。こちょこちょされて、

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介入

廊下で待つ 部屋に入る 目を合わせる

「はじめまして」
「はじめまして」

蜜柑を落とす 本に置く 髪を抜く

「よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」

棒で沈める 寿司を奢る 走って帰る

「はじめましょうか」
「はじめましょうか」

歩数を数える 石を投げる 標本を盗む