切り上げた方がいいとき、机にしがみついた方がいいとき
仕事をしているとき、グン!とギアが入ってすさまじい集中力を発揮する瞬間がある。
周りの音が聞こえなくなって、少し後回しにしていた難しい仕事もサクサク進み、今はとにかく何がなんでも仕事をさせて!誰も私を止めないで!という気持ちになる。(別に誰も止めない)
逆にもーーー何をやってもダメでなんかぜーんぜん集中できないし、効率がクソほど下がる時もある。
頭の中がからっぽで、意味もなく同じフォルダを開いたり閉じたりしちゃうし、関係ないことを考えてしまう。
もう、なんか座ってるのもソワソワするしさっさと席を立ってやめてしまうか、効率がどんなに悪くても仕事を続けるかのどちらかを選択するしかない。
そんな時にたまーに大学受験のことを思い出すことがある。
高校3年生の夏休み、なぜか全然勉強が出来ず家でゴロゴロしているだけの1週間があった。
たしかその頃は毎日予備校に通っていたはずなのだが、なぜそうなってしまったのか経緯や理由は全く覚えてない。なんならその後自分がどうやって勉強に戻ったのかも覚えてない。
はっきり覚えているのは、少し肌寒いほどクーラーが効すぎた薄暗い自室で横になっていたことと、カレンダーを眺めながら感じたただ時間が経っていくことへの恐怖だった。
たぶん単純に夏バテかなんかで、やる気ないから明日でいいやーという日が続いただけなんだと思う。
やる気がない時はさっさと切り上げて次の日に回した方が良いこともある。それもわかる。結果間に合うならなんでもよい。
ただ、受験のような一年・半年先の目標は途中でダレてしまったりもする。仕事に置き換えると、重要度が高いが期日が決まってないタスクもそうだ。
やる気がないその日をスキップすることでモチベーションの低下がジワジワと自分を苦しめる。
その状態を抜け出すたった一つの方法は「やる」ことだ。
やる!
とにかくやる!
うだうだ言わずとにかくやる!
スマブラの桜井政博さんも同じことを言っていて、この動画は携帯に保存してたまに見返している。
体調もしくはメンタルが絶不調な時といった本当に椅子に座っていられない時はやらないが、それでも受験の時はベットの中で英単語カードを眺めていた。
今仕事をしている自分は、受験勉強をやりきったはずの自分なのだ。こういうとき頑張った過去は背中を押してくれる。
そしてその過去を裏切らないよう、武勇伝を語るダサい大人にならないよう頑張れるときは頑張りたい。
机に座れる時はしがみついてでもやる。
「私はタスク一覧の一番上にあるものから順番にやるマシーン」といいきかせ、手を動かしてしまうのだ。