CRMを少しだけ自由に考える
この度、「CRM活用法:オープンソースCRM開発者による提案」というマガジンを作ってみました。
なぜこんなマガジンを作ろうかと思ったかといいますと、我々はCRMを作るエンジニアとして、さまざまなお客様にCRMを導入してきました。
その中で培ってきたCRM導入に関する知見を広く共有し「なんとなく必要だから入れている」というケースや、「どうやって使えばいいかわからない」という方々に、少しでもCRMの魅力をご提案できれば嬉しいと感じます。
CRMは自由
早速1本目の記事からよくある「CRMっぽくない話」をしようとしています(笑)
あくまでも顧客が中心でありつつ、特殊なケースで「こんな使い方ができないか?」というお問い合わせもありますので、この辺を紹介して行ければと思います。
さて自由だというのはどういう事かと言いますと、みなさんCRMにこういうイメージを持っていませんか?
- 顧客情報、名刺情報を管理する
- 顧客に関連する営業活動を保存・集計して管理する
- 見積もりや請求書情報を登録したり、発行する
- etc....
これらのイメージは「正にCRM」という使い方だと思います。
今まで顧客情報や日報をExcelで管理しているお客様が、システム化していこう!!という時に導入するようなイメージがありますよね。
しかし、そのような一般的な事例以上に自由度があるのがCRMというソフトウェアなので、少し説明しようと思います。
CRMをデータベースとして考える
ここに来ていきなり「システムっぽい感じ」が出てしまい、わかりづらくて申し訳ないのですが、私達の認識では、CRMはかなり汎用的なシステムです。
言い換えれば、割と何にでもなるシステムと言えるでしょう。
CRMは一言で言うと、顧客を中心として様々なデータが紐付いて(関連して)登録されていくシステムという感じですよね。
例えば顧客というデータに、営業活動というデータが紐付いて登録されるので、顧客ごとに営業履歴が見れる、といった形・データの表現です。
ここで顧客に紐づくデータというのは、何も営業活動に限らず何でも良いということが重要で、さらに言えば顧客と紐付かなくてもOKです。
何度も例に出していますが、CRMというとまず顧客と営業活動を関連付けてデータ保存するような使い方をすると思いますが、全く関係ない「社内FAQ」とかを作ってもデータとしては保持できるんですよね。
もちろん、社内ナレッジなどはもっと便利な仕組みに残したいという要望は確かにあると思います。
しかし、様々なツールに使い慣れている人が少ないほど、一つのシステム(データベース)にすべてまとまっていると便利なものです。
IoTのデータ基盤とかにも
ちょっと下火になりつつも、明らかに便利で浸透しつつあるIoTですが、このIoT、ハード面の話がすごく多い反面、管理画面の部分はあまり考えていないケースが多いと感じます。
確かにIoTデバイスでデータを飛ばしさえすればあとはどうとでもなるので、最悪DBから直接出力してCSVからExcelで表示しても良いわけです。
なんなら話題のBIツール関係で集計してもいいですね。
そこで、IoTデバイスから直接CRMに取り込むような仕組みを作ってしまえば、検索機能もありますし、レポーティングもありますし、アラートメールを飛ばすようなこともできます。
そういった意味でもCRMは自由ですし、我々自身が発想を狭めているのではないかという可能性を排除することが非常に重要です。
終わりに
こんな感じでCRMについて、エンジニア目線になりすぎないような紹介をしていければと思っています。
これからもよろしくお願いします!
宣伝と紹介
我々はF-RevoCRMというオープンソースのCRMを作成しているCTOとエンジニアです。エンジニア目線が多くなると思いますが、CRMについての思いを語っていきますのでよろしくおねがいします!
CRM(顧客管理)ならオープンソースのF-RevoCRM https://f-revocrm.jp/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?